NYSEゴールドマン・サックスは「長期的成長(secular growth)」株の反発を予測している。アナリストらは同行の「ルール・オブ・10」株式スクリーニング基準を取り上げた。ゴールドマンが高い売上成長を見込む銘柄リストには、エヌビディアやMetaといった急成長テック大手が含まれている。
市場で最も急騰していた成長株の多くは2026年に入って二桁台の下落を記録しており、テック投資の見直しムードの中でAIが牽引した高値から急落している。しかしゴールドマン・サックスは、変化が近づいていると見ている。
ゴールドマン・サックスのアナリスト、ベン・スナイダー(Ben Snider)は、「長期的成長株」——すなわち広範な経済サイクルとは独立して収益が成長する銘柄——が復活の兆しを見せていると述べた。
スナイダーとそのチームは、収益急拡大が期待される銘柄を選別するスクリーンとして同行の「ルール・オブ・10」を取り上げ、市場環境がこれらの銘柄に有利な方向へ転換すると予想する理由を説明した。
「われわれは長期的成長株を対象とした『ルール・オブ・10』スクリーンを更新した。このスクリーンは、2024年から2028年の各年において実績および予想の年間売上成長率が少なくとも10%に達するS&P500構成企業を抽出するものだ」
とスナイダーは述べた。
「現在、記録的な35銘柄がリストに入っており、そのうち11銘柄はソフトウェア業界からで、他にもAI投資や不確実性にさらされている銘柄が複数含まれている」
以下は、2026年の売上成長率に関するコンセンサス予想でランク付けした、同行リスト上位15銘柄だ。
「われわれの『ルール・オブ・10』長期的成長スクリーンにおける非ソフトウェア株の中央値は、PER29倍で取引されており、S&P500構成株の中央値に対して53%のプレミアムが付いている。これは過去10年間のレンジの底値圏に近い水準だ」とスナイダーは記した。
長期的成長株のアンダーパフォーマンスは昨年末に始まったとし、投資家が景気回復予測に連動した景気循環株へとシフトしたことが背景にあると指摘した。
「しかし現在は、原油高と不確実性を背景に経済成長の見通しが悪化しており、独自の強い成長プロファイルを持つ企業への注目が高まるはずだ」と彼らは記した。
スナイダーとそのチームは、主要なAI・テック株はイランとの戦争による影響から比較的隔離された状態を保っていると述べた。市場のボラティリティが続く中、アナリストらは、テクノロジーセクターが紛争を乗り越えようとする投資家にとって依然として魅力的であるという一般的な見方を共有している。
「株式市場においては、資本財や一般消費財といった景気循環の出遅れセクターが発表後にアウトパフォームした一方、投資家は紛争を通じて概ね底堅さを維持してきた人気のAI株へのポジション積み増しを続けた」とスナイダーは付け加えた。
