
鉄鋼や産業資材、配管資材などを扱う商社の岡谷鋼機(愛知県名古屋市)が、2026年2月期の本決算を発表した。連結売上高は、前年同期比3.0%増の1兆1557億7400万円、営業利益は同8.3%増の404億5700万円、最終利益は同12.7%増の305億600万円の増収増益となった。国内の設備投資の回復に加え、情報インフラ関連や車載部品、環境配慮型が増加。また24年8月に連結した配管機器事業の桑名金属工業の売上や、水産・畜産物の輸入取引などで伸長した。
セグメント別では、鉄鋼事業の売上高は同7.0%減の3778億円、利益は同0.4%減の110億円。国内は建築・土木分野の人手不足やコスト上昇による需要減、海外は欧米向けが減少した。一方、情報・電機事業の売上高は同12.5%増の3703億円、利益は同47.7%増の134億円。エレクトロニクス部門、非鉄金属部門ともに大幅増収で利益が上昇した。産業資材事業の売上高は同1.8%増の3219億円、利益は同2.1%増の110億円。国内の自動車・航空機向けが増加、化成品も堅調だった。生活産業事業の売上高は同22.0%増の856億円、利益は同19.4%増の37億円。連結子会社の寄与もあり、売上高が拡大した。
なお、2027年2月期については、地政学リスクや関税政策の影響、労務費・物流費等のコスト上昇により先行きは不透明とし、減収減益の見通しとなった。売上高は同0.5%減の1兆1500億円、営業利益は同13.5%減の350億円。最終利益は同8.2%減の280億円を見込んでいる。