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「人と生きる」すべを学ぶのに最適な日本の公立小学校。個を伸ばすのはそれからで間に合う
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日本の公立小学校に密着した映画「小学校~それは小さな社会~」。監督の山崎エマさん自身も日本の公立小学校で学びましたが、中学校からはインターナショナルスクールに進学。それは自らが選んだ進路ではなかったそうです。山崎さんの強みをつくったという公立小学校時代の環境や、「息子も日本の公立小学校に通わせたい」と話す理由などを聞きました。
インター入学はすでに決まっていた
2024年12月に公開され、国内外で話題となったドキュメンタリー映画「小学校~それは小さな社会~」。監督の山崎エマさんは、英国人の父と日本人の母を持ち、19歳で渡米してニューヨーク大学で映像制作を学びました。
現在は東京を拠点に日米を行き来する山崎さんですが、生まれは大阪府。茨木市の公立小学校に通い、「みんなと同じ」を求める小学校のルールに戸惑いつつも、高学年になる頃には積極的にリーダー役に立候補するなど、充実した学校生活を送っていました。しかし、多くの同級生が地元の公立中に進む中、山崎さんは隣の県のインターナショナルスクール(以下、インター)に通うことになります。
「中学からインターに通うことは、私が生まれる前から、両親の間ですでに決まっていたことでした。『インターに行くけどいい?』 などと意志を確認されたこともありません。ただ、6年生のときに地元の公立中学校を見学しに行ったときは、『私はみんなと同じ中学校に進むことはないのだ』と、とても悲しかった記憶があります」
近年の日本では、子どもの気持ちを尊重する傾向が強まっています。小学校高学年頃の子どもに対して、「どの学校に進むかは子どもの意志を第一にしたい」と考え、複数の選択肢を示す親も少なくないでしょう。しかし山崎さんは当時を振り返った今、「自分に選択権がなくて本当によかった」と話します。

