お金は肥料のようなものという。ためるだけでは効果がなく、広くまいてこそ役に立つという意味◆きょうから4月。新年度の節目に合わせて新しい取り組みも始まる。その一つが「こども誰でも通園制度」。
お金は肥料のようなものという。ためるだけでは効果がなく、広くまいてこそ役に立つという意味◆きょうから4月。新年度の節目に合わせて新しい取り組みも始まる。その一つが「こども誰でも通園制度」。親の就労に関係なく保育所や認定こども園、幼稚園などに子どもを預けられる制度で生後6カ月~3歳未満の未就園児が対象だ◆この取り組みは岸田文雄氏が首相時代に掲げた「次元の異なる少子化対策」の一つ。その司令塔として3年前のきょう、こども家庭庁が発足した。少子化対策は日本の最重要課題。子どもの頃「88万県民」と覚えた佐賀県の人口は、今年2月1日時点の推計で78万人を割り込んだ。危機感が高まるからこその「異次元の対策」だ◆もちろん、新たな通園制度だけで少子化が防げるわけではない。何かを始める時はお金も必要になる。財源確保策として今月から「子ども・子育て支援金」の徴収も始まる。公的医療保険料に上乗せして徴収され、独身者や子育てを終えた高齢者も負担する。根底には社会全体で子育てを支えようという国の思いがある。名称は支援金だが、「未来への投資」でもあるだろう◆きょうはエープリルフール。「日本の人口減に歯止めがかかった」。そんな言葉がうそでなくなるよう、若い芽を育てるためにお金という肥料をまきたい。(義)