真夜中の感情を表現するメッツァノッテコレクション
それと対を成すのが、イタリア語で“真夜中”を意味する「メッツァノッテ(Mezzanotte)」コレクションだ。夜が深まり、光が静まることで研ぎ澄まされる感覚や内なる感情をテーマにしており、3つの香りが親密さや再生の瞬間を描く。
「ALMOST DAWN」はチェスナットやトリュフ、バニラが編み出す、夜明け前の柔らかな光を思わせる香り。「GOOD MORNING MIDNIGHT」はタイ産ウードにローズと野いちごを重ね、祝祭の余韻を漂わせる華やかなブレンド。「HINOKI」では神聖なヒノキにバルサムモミとパチュリが加わり、深い静けさと精神的な高揚が共存する香りだ。
この2つの章を貫く共通点は、香りだけでなく“触れる喜び”を重視したボトルデザインにある。ヴェネツィアの干潟やレザーの柔らかさから着想を得た波打つガラスボトルは、ムラーノ島の吹きガラス技術を再現した気泡を含み、唯一無二の表情を持つ。フレグランスコレクションにはヴェルデ・サン・ドニ大理石、メッツァノッテにはブラックマルキーナ大理石の台座を採用し、木製キャップとメタリックリングがモダンなアクセントを添える。ボトルからパッケージまでプラスチックを一切使用せず、すべてリフィル対応。サステナブルな姿勢と職人技が体現されたコレクションとなっている。

