妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』

小山希さん(仮名・48歳)の娘・波瑠さん(仮名)が、この春、高校を卒業しました。シングルマザーとして育てて14年。苦労もありましたが、喜びもひとしおのはずでした。しかし、その卒業式で思わぬトラブルに見舞われます。

Yahoo! 配信用パラグラフ分割

「娘が4歳のときに離婚をしました。以来、養育費が振り込まれたのはたった一度きり。しかもわずか8千円でした。苦しい日々もありましたが、元夫に連絡を取る労力さえ惜しく、結局は私一人が歯を食いしばって頑張ってきたんです」

希さんを支えたのは、ほかでもない娘、そして実母の存在でした。

「離婚した当時、ちょうど父が亡くなったこともあり、母に同居を提案しました。母は快諾して東京に出てきてくれて、本当にありがたかった。母がいなければ、残業のあるフルタイム勤務をこなしながら娘を育てるのは難しかったと思います」

その母とともに参列する卒業式を、希さんは心待ちにしていました。

「二人で

Write A Comment