頌栄女子学院の中学1年生のホームルーム教室は扇形になっている。生徒全員が教員と向き合い、同じ目線で授業を受けることができる
頌栄女子学院の中学1年生のホームルーム教室は扇形になっている。生徒全員が教員と向き合い、同じ目線で授業を受けることができる
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 トップ私大である早稲田大学と慶應義塾大学。合格するには付け焼き刃の受験対策では難しい。大勢の合格者が輩出する高校はどのような教育を行っているのだろうか。AERA 2025年3月24日号より。

 慶應義塾大に強い学校として知られるのが、頌栄女子学院(東京都港区)だ。15年実績の70人28位から、25年度は95人で12位と伸ばしている。23年度は120人、24年度は122人と3桁の合格者が輩出し、ベストテン入りも果たした。同校進路指導部長の河野敏子さんは言う。

「特に慶應義塾大に特化した対策を行ってきたわけではないのですが、生徒たちに、慶應義塾大に合格できる力が付いてきたということであれば、うれしいですね」

 同校は1884年、後に洗礼を受けてキリスト教信者となる士族・岡見清致が、教育事業の一環として小学校「頌栄学校」を開校した。翌年、女学校「頌栄女学校」を発足。当時としてはモダンな洋風校舎として知られており、今でもれんが風作りの美しい外観がその名残をとどめている。

英語で議論できる力を

 英語教育が充実しており、河野さんも「合格実績は、英語が強みになっているのでは」と話す。帰国生が多いのも特徴で、今年度の中学1年生では学年の20%にあたる1学年約40人が3クラスに分かれて一般生と一緒に授業を受けている。

 英語の授業は週に6時間で、一般生と帰国生は、中1から高1までは異なるカリキュラムで学ぶ。一般生はネイティブの教員による英会話を2時間、残りの4時間を検定教科書のほかに、コミュニケーションを重視したテキストを使用し、リスニング、プレゼン、ライティングなど総合的な力を身につける。最終的には、英語で議論できるハイレベルまで引き上げる。


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洋書を読み込み英語力に磨き

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