11日、香港メディアの香港01は、北海道近海の千島海溝でマグニチュード(M)9級の超巨大地震が発生する可能性が高まっていると報じた。写真は北海道。
2026年2月11日、香港メディアの香港01は、北海道近海の千島海溝でマグニチュード(M)9級の超巨大地震が発生する可能性が高まっていると報じた。
記事は、静岡県立大学や海洋研究開発機構(JAMSTEC)などの研究チームが2000~25年の地震データを精密に分析した結果を紹介。北海道から東北近海の十勝沖において、海底のひずみが持続的かつ加速的に蓄積されており、地殻が危険なレベルまで張り詰めていることを伝えた。
また、この海域における巨大地震の発生サイクルが既に危機的状況にあり、過去に地震が平均340~380年周期で発生する中で、17世紀の発生を最後に既に400年以上が経過していることを指摘。周期は事実上の「満期」を迎えていると説明した。
その上で、日本政府の地震調査委員会が昨年1月に示したデータで、今後30年以内に千島海溝でM8.8級以上の巨大地震が発生する確率を7~40%と予測していることに言及。最悪のシナリオが現実となった場合、北海道から岩手県にかけての沿岸部で、死者数が10万~20万人に達する可能性があるとの予測を紹介した。
さらに、昨年3月には東北大学の研究により、千島海溝で海側と陸側のプレートが極めて強く「固着」している異常事態が確認されたとも指摘。年間8センチメートルの速度で進む固着状態が約400年間継続しており、現在蓄積されているエネルギーはM9級の超巨大地震を誘発するのに十分な量であるとした。
そして、台湾の地震専門家である郭鎧紋(グオ・カイウェン)氏が、千島海溝と日本海溝は連続した構造であり、互いに連動する特性があると言及したことを紹介。1952年にカムチャツカ半島でM9.0の巨大地震が発生した際に十勝沖でも強震が起きた事例や、近年のカムチャツカと青森での地震の相関性を挙げ、日本の専門家による予測が現実味を帯びているとの見方を示したことを伝えている。
記事はこれらの情報を踏まえ、日本を訪れる旅行者に対しても、現地の最新情報に注意を払い、防災意識を高めて事前の備えを徹底すべきであるとの見解を示した。(編集・翻訳/川尻)
