家の中では靴を脱ぐ日本と、そうではない欧米諸国。そんな文化の違いがあるからなのか、日本人のフットケアへの意識は低めの傾向が。一方、欧米諸国では、古い角質や乾燥した皮膚、タコや魚の目などを除去するスキントリートメントから健康な爪によみがえらせるネイルケアまで、足と脚をトータルケアするポディアトリスト(足医学専門家)が一般に広く知られている。その技術と知恵を取り入れ、かかとのセルフケアに活かしたい。
かかと硬化の要因はサンダル選びにあり!?
そもそも、なぜかかとはすぐに硬くなり、ヒビ割れてきたりするのだろうか? ポディアトリスト(足医学専門家)のブノワ・ペリエによると、「体のほかのパーツの皮膚と比べて、足裏は約7倍の厚さがあり、特にかかとは皮膚が厚い」のだそう。そんなもともとの特性も一因ではあるが、最大の要因は靴にあるという。
「足裏がなめらかな人は足に負担の少ない靴や、かかとが固定された靴を履いています。ミュールなどかかとがパカパカ動くシューズはかかとへの負担が大きく、角質の硬化につながってしまう。サンダルでもストラップ有りで、かかとが固定されていれば硬化しにくいです」。とはいえ、いろんなタイプのサンダルを履いて、おしゃれを楽しみたい。ならば、フットケアに力を入れるべし、ということになる。
スクラブは週1回、保湿&マッサージは毎日片足1分をルーティンに
かかとのセルフケアの行程は2つ。スクラブによる角質除去と、保湿クリームを塗りながらのマッサージ。「スクラブは週1回で十分です。力の入れすぎは禁物で、足裏をまんべんなく。やりすぎると皮膚に負担がかかり、再生を早めようとして角質が余計に厚くなってしまう。まめなケアが逆効果になることもあるのです」
そして、足裏のなめらかさや柔軟性を保つのに、一番大事なのがマッサージ。「毎日、片足1分ずつでいい。硬くなりがちなところは、15秒くらいつまむようなマッサージを。これを続けていれば、ソフトスキンをキープできます」。もちろん、マッサージする際は保湿クリームを塗るのがお約束。「足裏を弾力ある状態に保つには、保湿も欠かせません」
かかとケアのNG行為は?
かかとをセルフケアする際の注意点も教えてもらった。「足裏が乾いた状態でケアするのはNGです。サロンでは除去すべき角質の状態などを見極めるためにドライトリートメントをしますが、それはプロだからできること。浴室などで必ず足裏を湿らせてから、スクラブやファイルを使って不要な角質をオフしてください」。ゴシゴシこするのがいいと思いがちだが、前述のとおり角質肥厚につながるから注意して。
