
写真はグーグルのロゴ看板。2025年5月、米カリフォルニア州マウンテンビューの研究施設で撮影。REUTERS/Carlos Barria
はウォール街(米金融街)から
AI(人工知能)分野のリーダーと見なされている。「チャットGPT」を手がけるオープンAIといった競合他社に大きく遅れを取っていると判断され、株式が売られていた1年前の状況が一変した形だ。
AI投資が全社的に成果を上げ始めており、今年1750億─1850億ドルに倍増する設備投資計画を正当化するものだ。スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は「特にジェミニ3のリリース以降、ユーザー1人当たりのエンゲージメントが大幅に高まっている」と述べた。
設備投資見通しの急増が警戒され、株価は時間外取引で一時6%下落した。しかし、クラウド部門の堅調な業績(2025年第4・四半期は48%増収)をはじめ事業全体でのAIによる押し上げ効果に関心が移り、株価は急落分を取り戻して横ばいで推移した。
これはウォール街が現在テック企業に発信しているメッセージを裏付ける結果となった。つまり「AI支出の急増はテック企業がそれに見合うリターンを示す場合にのみ継続可能」というものだ。

Google Cloud growth crushes Wall Street estimates
<潮流転換>
・セブン
」における「のろま」扱いからリーダーへと躍進。時価総額4兆ドル超の企業の中でエヌビディア(NVDA.O), opens new tabとアップル(AAPL.O), opens new tabに匹敵する存在となっている。

Big Tech’s big splurge: Capital spending growth rates through 2025
オープンAIが赤字を計上しているにもかかわらず数十億ドル規模の契約を相次いで締結する中、投資家は同社がこうした契約を資金面で支えられるか懸念を強めており、密接な関係にある主要テック企業への投資家心理も悪化している。
フリーダム・キャピタル・マーケッツの技術調査責任者ポール・ミークス氏は、「目を見張るほどの」設備投資予測にもかかわらず、アルファベットは対照的な市場心理から恩恵を受けていると指摘。「市場がオープンAIよりグーグルを好む構図が浮き彫りになっている」と述べた。
オープンAI株の27%を保有するマイクロソフトの株価は昨年10月初め以降20%超下落。一方、アルファベットは約36%上昇している。
シノバス・トラストのポートフォリオマネジャー、ダン・モーガン氏は「オープンAIがマイクロソフトやオラクルと結んでいる契約は、将来の資金調達能力と強く結びついている。だからこそ市場はアルファベットを支持しているのだと思う」と述べた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

