
グラマラスなボディで世の男性たちを魅了し、現代の“セックスシンボル”と呼ばれているシドニー・スウィーニー(28)。話題の主演作『Christy』で女性ボクサーを演じるために、約16キロ体重を増量して撮影にのぞみ、「まるで別人のよう」とその変貌ぶりが話題になっている。ストイックな役作りと高い演技力が評価されている一方で、映画は大コケし、一部から厳しい声も上がっている。
◆カロリーを詰め込み「常に気分が悪かった」
2025年11月に全米公開(日本未公開)された映画『Christy』で、伝説の女性ボクサー、クリスティ・マーティンを演じたシドニー。キャラクターになりきるため、「完全な変身」を目指し、徹底した役作りに挑んでいたという。
英誌『OK!』のインタビューに答えた彼女は、「クリスティに恥じない演技をしたかったし、彼女に誇りに思ってもらいたかった」と語り、「この役には全てを注ぎ込んだ」と語った。自宅にジムを設置し、プロのボクシングトレーナー、ウェイトトレーナー、栄養士をつけ、毎日ハードなトレーニングを続けたそうだ。
役作りの一環で約35ポンド(約16kg)増量したが、その過程は決して楽ではなかったようで、当時をこう振り返っている。
「筋肉をつけ、プロテインシェイクを飲み、カロリーを詰め込む毎日。常に気分が悪かった」
増量は比較的スムーズだったというシドニー。だが、ボクシングの練習を始めるとすぐに体重が落ちてしまい、バランスを取り戻すのに苦労したという。
大変だったのは肉体面だけではなかったようだ。激しいトレーニングをした後に、強い感情を表現するシーンを演じることもあり、「まったく別の種類の難しさがあった」と語る。
ただ、クリスティ本人が撮影現場にいたことで、当時の心境や戦う姿勢を直接聞くことができ、大きな助けになったそうで、同作品は「人生を変える経験だった」と振り返っている。
◆「史上最高の演技」と絶賛も……興行的には大爆死
過酷な肉体改造まで行って撮影に臨んだシドニー。その甲斐あって、各映画賞では高い評価を受け、TIFF(トロント国際映画祭)でのプレミア上映では、エンドロールでスタンディングオベーションが巻き起こった。
特に、主演女優としての演技は脚光を浴び、批評家からも「シドニーのキャリア史上最高傑作」「彼女を“セクシーなスター”としてしか見ていなかった人々を黙らせる演技」と絶賛された。
公開前から「アカデミー賞の最有力候補」と期待されていた本作。しかし蓋を開けてみれば、そこには興行的な大爆死と、一部からの激しいバッシングが待っていた。
◆「彼女が映画を台無しにした」高まる批判
2025年11月、2000以上の映画館で大々的に公開された『Christy』。ところが初週末の興行収入はわずか130万ドル(約2億円)。これは全米史上最悪のスタートとされ、「大コケ」「歴史的大爆死」といわれた。
興行収入が振るわなかった本作について、米有名俳優のルビー・ローズはSNSで、「彼女が映画を台無しにした」とシドニーを痛烈に批判した。また、最近すっかり炎上系セレブと化してしまった彼女には、世間の人々からも厳しい目が。
昨年にはアメリカン・イーグルの“ジーンズ広告”や、“風呂の残り湯石鹸”の販売で物議を醸したシドニー。さらに共和党の支持者であることがわかり、トランプ大統領から激励を受けたり、MAGA(米国を再び偉大に)風の帽子をかぶった写真が拡散されたりと、政治的傾向を疑問視する声も。
「彼女の政治的なイメージが、観客(特にリベラルな映画ファン)を遠ざけた」という分析もあるようだ。
◆単なる「セックスシンボル」のイメージ払拭なるか!?
https://youtu.be/hSHwFDPfeV8
本作で、自身のセクシャルティに悩み、夫からのDVに苦しみながらも、それを乗り越える主人公を熱演したシドニー。世間からの批判に対し、「この映画を心から誇りに思っている」「私たちは数字のためだけに作品を作っているのではない」とSNSで反論した。
本作のモデルとなったクリスティ本人も「シドニーは、作品のために素晴らしい貢献をしてくれた。そして私のため、私が抱えている人生のストーリーのため、沈黙の中で苦しむ多くの人々のために闘ってくれた。彼女は私の盟友だ」と全力で擁護している。
単なる「セックスシンボル」というイメージを払拭し、実力派俳優としての地位を確立するための試金石となった本作。ゴールデングローブ賞でのノミネートは逃したが、アカデミー賞は果たしてどうなる!?
日本でも、映画『国宝』のノミネート入りが期待されている第98回アカデミー賞。1月22日に予定されている同賞のノミネート発表に注目が集まっている。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
