
タレントの小島瑠璃子が、バラエティ番組への復帰宣言を行い話題を集めている。
◆約2年半ぶりの再始動と“バラエティ復帰”への意欲
小島は長く芸能活動を休止していたが、10月12日に自身のInstagramで約2年半ぶりに活動再開を発表した。
その後、YouTubeチャンネル『ReHacQ−リハック−』や、経済メディア『NewsPicks』の番組などに出演。11月6日には映画の完成披露試写会にゲストとして出席し、「バラエティ番組や、文字を書くお仕事もやってみたい」とマスコミに語るなど、バラエティ番組への復帰に意欲を示した。
しかし、SNSでは「バラエティむずかしそう」「バラエティ出ても笑えない」といった声も上がり、復帰への厳しい目線が注がれているのも事実だ。
2023年2月には大手事務所を退社し、私生活ではいろいろなことがあった小島。かつて、バラドルとして大活躍し「こじるり無双」とまで呼ばれた小島が、今度はママドルとして華々しく芸能界に復帰する可能性が出てきた。
しかし、現在のテレビ業界では、小島が簡単に復帰できる場はないかもしれない。というのも、ここ数年でバラドルとママタレントの数が急激に多くなったからだ。
◆ママタレ乱立でテレビは“戦国無双”状態
バラドルに関しては、根強い人気を誇る指原莉乃をはじめ、森香澄、あのちゃん、村重杏奈、福留光帆など個性豊かな人材がひしめいている。バラエティ番組で使い切れないほど人材が豊富で、新たなスターも次々と登場している状況だ。
一方で、ママタレントもかつてないほどの群雄割拠ぶりを見せている。代表的な存在として、元モーニング娘。の藤本美貴が挙げられる。藤本は、夫である品川庄司の庄司智春と出演するYouTubeチャンネルで人気を集め、現在はレギュラー番組『ミキティダイニング』(フジテレビ系)や『夫が寝たあとに』(テレビ朝日系)をはじめ、多くの番組に出演して大ブレイクしている。その女性人気の高さから、まさに「ミキティ無双」を起こしている。
そんな藤本と『夫が寝たあとに』に出演する芸人・横澤夏子も人気が高い。横澤は、視聴者目線で語るママタレントとして支持され、公式Instagramのフォロワーが110万を超えている。芸能人でありながら親近感の湧くキャラクターで、多くのママたちの信頼を得ている。
◆“出戻り組”最強の若槻千夏が見せる別次元の無双
さらに、バラエティ番組で無類の強さを誇るのが若槻千夏だろう。若槻といえば、モデルとして活躍後にバラドルとして大人気となったものの、2006年から約10年間にわたり芸能活動を休止。小島と同じく“出戻り組”となるが、復帰後はママタレントとして頭角を現し、『ラヴィット!』(TBS系)『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)『トークィーンズ』(フジテレビ系)といった女性が好む番組に多数出演している。
バラエティスキルが高く、トーク力も兼ね備えた若槻は、体を張った企画にも対応でき、藤本とは異なる路線で無双の強さを見せている。同じく『ラヴィット!』出演者では、近藤千尋、矢田亜希子、ギャル曽根、丸山桂里奈も、それぞれ個性豊かで人気が高い。
根強い人気を誇るママタレントとしては、小倉優子の名前を外すことはできない。離婚を経験した小倉は、大学進学を行うなど独自路線でキャラを確立。奮闘する姿が番組で放送されることも多く、幅広い世代に支持されている。
◆“ママタレ飽和地獄”の中で光は見えるか
このほかにも、北斗晶、MEGUMI、高嶋ちさ子といったベテランから、元アイドルの後藤真希、鈴木亜美、菊地亜美、好感度の高い乙葉、山口もえ、土屋アンナといったママタレントが数多く活躍している。
さらにYouTubeでは辻希美、仲里依紗が強力な存在感を示し、双子のママとなった中川翔子の参戦も予想されるなど、今後もママタレントの増加が見込まれる。現在のテレビ業界は、異常とも言えるほどにママタレントが増えつつある状況だ。
かつてバラドルとして大活躍した小島瑠璃子だけに、彼女の復帰に興味を示すプロデューサーは多いだろう。しかし、現実的には、現在のバラエティ業界は久しぶりに復帰したタレントがすぐに活躍できるような甘い世界ではない。特に、個人事務所で活動している小島にとっては、厳しい道が待ち受けている可能性が高い。
こうした現実を踏まえ、YouTubeや経済メディアなど、徐々に活動の幅を広げているのは一つの賢明な選択と言えるだろう。果たして、復帰宣言をした小島瑠璃子は、再びバラエティ番組で輝きを取り戻すことができるのだろうか。
彼女の今後の動向に注目したい。
<文/ゆるま小林>
【ゆるま 小林】
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆
