リフレッシュ・アウトドアプール=JWマリオット済州(c)news1
忙しい日常に疲れた現代人に向け、韓国の高級ホテルの「ウェルネス」パッケージが進化している。単に上質な客室やプールを提供するだけでなく、プレミアムビューティーブランドと組んでスキンケア特典を用意したり、プライベートヨガや瞑想など、自分の内面に集中できる多彩な「セルフケア」コンテンツを前面に打ち出している。
高い燃料価格や為替相場の影響で、海外旅行の代わりに国内でホテルステイを楽しむ「ホカンス」を選ぶ需要が増えるなか、より深く、ひと味違う休息を求める客を取り込もうと、ホテル業界の動きが活発になっている。
ホテル業界によると、主要高級ホテルはこの夏に向け、プレミアムビューティーブランドとの協業から少人数制の瞑想クラス、長期滞在型商品まで、多様なカスタム型ウェルネスパッケージを相次いで発売し、本格的な集客に乗り出している。
2026年のホテル業界のウェルネスパッケージで最も目立つ特徴は、有名化粧品ブランドやフレグランスブランドとの積極的な協業だ。
フォーシーズンズホテルソウルは、韓国伝統のKビューティーに着想を得た「ホリスティック・ヘリテージ・リトリート」パッケージを年末まで展開する。スイート客室での宿泊に加え、雪花秀のプレミアムライン「珍雪」6種キット、高麗人参茶や高麗人参ムースなどのウェルカムアメニティを提供し、都心での「ウェルエイジング」ステイを提案する。
ホテルナルソウルMギャラリーは、LG生活健康の「スム37°」と組み、「ウォーター・フル・ウェルネス・ステイ」を発売した。約9万ウォン(約1万円)相当のベストセットを提供し、漢江を望むインフィニティプールにスム37°のブランディングキャンペーンを加え、感覚的な空間を演出した。
ノボテルアンバサダーソウル東大門も、スキンケアブランド「トリデン」と協業し、セラム、日焼け止め、マスクパックなどが入った「ダイブ・イントゥ・サマー」キットを提供し、夏場の水分ケアを後押しする。
自分だけの香りとマッサージで感覚を目覚めさせるホテルもある。モクシーソウル仁寺洞マリオットは、フレグランスブランド「オブジェグランス」とともに「LOVE MYSELF」パッケージを用意した。客室には限定版のかっさ、マッサージオイル、ハンドクリームを置き、セルフマッサージを楽しめるほか、特別メニューの抹茶ハイボールも味わえる。
身体的、精神的なバランスを整えるヨガや瞑想プログラムは、対象層に合わせてさらに細分化されている。
JWマリオット済州は、アクティブウエアブランド「イッゾーンアパレル」と提携し、少人数制のウェルネスプログラムを披露する。中心となるのは、海を望む8階の屋外スペースでヘッドホンを着けて体験する「プライベート・サウンドヨガ」だ。1回の参加者を最大6人に限定し、騒音に妨げられず自分自身に集中できる。旬の食材を使った朝食やシグネチャーかき氷、夕方のリスニングプログラムも加え、五感を満たす構成にした。
バンヤングループのカシア束草は、出産を控えた夫婦を対象にしたプレミアムパッケージ「カシア・ベビームーン」を発売した。グローバルスキンケアブランド、ビオテルムの妊娠線クリームとボディオイルのセットを提供し、妊婦の体調に配慮した低強度のカップルヨガクラスを運営する。ボディーピローやカフェインレスコーヒーの貸し出しなど、妊婦に向けた細やかな配慮も目立つ。
高額な航空券の代わりに、国内リゾートで長く充実した時間を過ごそうとする需要を狙ったパッケージも登場した。
インスパイア・エンターテインメント・リゾートは、飲食特典とアクティビティを組み合わせ、2~3泊の連泊で楽しめる「サマー・プレイケーション」パッケージ3種を発売した。
すべてのパッケージに屋内ウォーターパーク「スプラッシュベイ」の4時間利用券を含め、種類に応じて10万ウォン(約1万1000円)相当のグルメクレジット、朝食ビュッフェ、屋内テーマパーク「チャンランド」の利用券などを幅広く提供する。リゾート内でウェルネス体験を完結できるよう企画した。
ホテル業界関係者は「最近のホカンスの傾向は、単なる睡眠や水泳を超え、日常から離れて心身を積極的に回復するセルフケアに焦点が合っている。今後もビューティー、ファッションなど異業種との協業を通じ、ホテルごとに差別化したウェルネス体験を提供しようとする競争が激しくなるだろう」と分析した。
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