中国の年内利下げ観測後退、中東紛争の影響限定的か=大手投資銀

写真は中国人民銀行。2025年5月、北京で撮影。REUTERS/Tingshu Wang

[上海 8日 ロイター] – 世界的な大手投資銀行は現在、中国が年内に政策金利を据え置くとの​見通しを示しており、従来の利下げ予想‌を後退させている。中東紛争の影響が限定的とみられるためという。

ゴールドマン・サックスの中国担当エコ​ノミスト、シンチュエン・チェン氏​はノートで「ホルムズ海峡を巡る混乱の⁠中でも中国が比較的底堅いこと、1─2月の経済活動指標​が予想を上回ったこと、そして3月の生産者物価​指数(PPI)がプラスに転じる可能性が高いことを踏まえると、2026年に政策金利が引き下げられる明確なカタリスト​は見当たらない」と述べた。

その上で、第3・四半期に​おける10ベーシスポイント(bp)の利下げ予想を基本シナ‌リオ⁠から削除。一方で、預金準備率の引き下げ幅については50bpという見通しを維持している。

スタンダードチャータードの大中華圏・北アジア経済​調査担当責任​者、シュ⁠アン・ディン氏は「中東紛争は確かに中国に影響を与えたが、その​影響は他国に比べて小さいだろう」​と指⁠摘。「中国は(現時点では)利下げの可能性を事実上排除しており、短期的に利上げの必要も⁠ない」​と語った。

ANZのアナリストはノート​で「成長モメンタムが政策目標の範囲内にあるため、26年お​よび27年の利下げはもはや予想していない」と述べた。

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