
通算4アンダー6位で最終日へ
◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 3日目(4日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡)◇6510yd(パー72)◇曇り(観衆1693人)
自らの課題と向き合った“投資”が、結果として表れ始めている。今大会推薦枠で出場する吉澤柚月が21位から通算4アンダー6位に浮上した。
「ゴルフ自体は悪くなかったが、パットに違和感があった」と振り返る初日は「77」で75位と出遅れた。それでも2日目に「68」と巻き返すと、この日は5バーディ、ボギーなしで自己ベストに並ぶ「67」をマーク。「すごくいいラウンドだった」と内容にも手応えをにじませた。
プロ3年目に入る前のオフは課題と徹底的に向き合った。「自分の苦手な距離が40ydとか60ydで、振り幅で当てはまる場所がなくて悩んでいた」。その克服のために選んだのが、“先行投資”と位置づけて購入した弾道測定器・トラックマンだ。
「10yd刻みで細かく感覚をすり合わせていった」と距離感の精度を磨いた。200万円以上の出費となったが、この日の結果につながっている自信はある。前半3番(パー5)では90ydを1mに寄せてバーディを先取。「(ボールが)右の崖に落ちてスタンスがとりずらかった」と最大のピンチだった16番も残り90ydを寄せてパーでしのいだ。
プレー中のメンタルにも変化がある。「初日に頭の中で流れていた曲だと(スコアが)ダメだったんで歌変えようと思って。昨日からはM!LKの『爆裂愛してる』(が頭の中で流れている)」。最近も趣味のカラオケには通っており、今歌いたい曲は「Adoの『私は最強』」と笑顔で答えた。
前回の推薦出場だった3月「台湾ホンハイレディース」では13位とトップ10入りは逃したものの、「もっと上には行きたかったですけど、最低ラインはクリアした」と及第点をつけた。QTランク76位で下部ツアーが主戦場ということもあり、限られた出場機会は貴重だ。
「台湾の時もそうだったが、風の読みや自分の選択でやっぱり迷いが出るとミスショットに繋がってしまうので、自分が決めたら信じて打つことをやっている」と今季のテーマは“自分を信じること”だ。
「推薦がもらえたところで100か150ポイントは稼ぎたい。シードか準シードはとりたい」。明確な目標を叶えるため、最終日も『私は最強』と信じてコースに向かう。(静岡県袋井市/安平賢太郎)
