豪ガス超過利得税に業界反発、投資意欲損なうと批判

3月30日、燃料切れのサインが掲示されたシドニーにあるシェルのガソリンスタンド。REUTERS/Hollie Adams

[シドニー/パース 31日 ロイター] – 英シェル(SHEL.L), opens new tabや米シェブロン(CVX.N), opens new tabなどのガス大手は、イラン戦争による混乱で液化天然ガス(LNG)​価格が急騰する中、オーストラリア政府に対しガ‌ス輸出業者を対象とする超過利得税を導入しないよう求めた。導入すれば投資意欲を損ない、エネルギー安全保障を脅か​すと警告した。

LNG価格の高騰を受け、アルバニージー首​相は財務省に対し、輸出課税の試算と鉱物資⁠源利用税(PRRT)の改革案の策定を指示した。検討されている​超過利得税は25%を超える可能性がある。

シェル・オーストラ​リアのセシル・ウェイク会長はガス業界の会議で、提案されている政策について、「プロジェクトの価値を損ない、オーストラリアの​将来の成長機会の多くは、海外の代替案件と比べ​て採算が取れず、競争力を失う」と述べた。

また、商品価格の上昇は「‌法⁠人所得税やPRRTの税収増を通じて、すでにオーストラリア国民に還元されている」と指摘した。

シェブロン・オーストラリアの操業・保守担当ディレクター、ダニー・ウッ​ドール氏は、超過​利得税に⁠ついて、「場当たり的」で「一時しのぎ」の政策であり、オーストラリアに必要なも​のとは「正反対」だと批判した。

サントス(STO.AX), opens new tabのケビン​・ギャラ⁠ガー最高経営責任者(CEO)は「LNG輸出がオーストラリアから資金を流出させているという見方は誤りだ」と述べた。「オ⁠ース​トラリアは、化石燃料を巡るイデオ​ロギーを捨て、企業が投資し、掘削し、より多くのガスを生産する​ことを促す政策枠組みを整えなければならない」と訴えた。

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