アイコニア・ホスピタリティは、「ホテルニューアカオ」(静岡県熱海市熱海1993-250)の大規模リニューアルを2026年4月から進める計画を発表した。2027年2月にかけて、客室やレストラン、大浴場の改装・新設工事を段階的に着手していく。
2026年6月: オーシャン・ウィング棟 1階「テラスレストラン」新設
7月: オーシャン・ウィング棟 12階「キッズパーク」「キッズルーム」新設
10月: オーシャン・ウィング棟 15階「サロン・ド・錦鱗」美装
11月: ホライゾン・ウィング棟 3階「レストラン ボヌール」改装オープン
12月: ホライゾン・ウィング棟 屋上「熱海城」へのアクセスルート開通
2027年2月: オーシャン・ウィング棟 1階「大浴場」新設
2月: オーシャン・ウィング棟 全客室改装リニューアル
など
ホテルニューアカオは1973年の開業以来、熱海シンボルとして親しまれてきた老舗の温泉リゾート。熱海の景勝地「錦ヶ浦」の岸壁に建ち、全室オーシャンビューの客室やインフィニティ露天風呂が名物の大浴場、豪華絢爛なメインダイニングで味わう伊豆食材のビュッフェ、昭和レトロなにぎわい横丁など、ホテル内で1日過ごせるコンテンツが充実している。
建物の老朽化とコロナ禍による客足の減少で2021年11月に惜しまれつつ閉館するも、ホテル名称と昭和レトロの趣はそのままにアイコニア・ホスピタリティ(旧:マイステイズ・ホテル・マネジメント)が運営を引き継ぎ、建物基礎の強化工事や全館改修を行ない、2022年12月に「ホライゾン・ウィング棟」を先行オープン、2023年7月に「オーシャン・ウィング棟」をグランドオープンし、“復活開業”を遂げた経緯がある。
そのため今回の大規模リニューアルは“第2弾”で、滞在体験の価値をさらに高めるためのアップデートと位置付けている。歴史ある建築やインテリアは極力残しつつも、古くなった内装や設備を更新し、より快適に宿泊を楽しめるホテルへと進化させる計画だ。
なかでも注目は、オーシャン・ウィング棟にある全250室の改装と、波打ち際のダイナミックなロケーションに新設する初の屋外レストラン、そして“テルマエ風”がテーマの新大浴場の誕生。以下、主要なリニューアル施設を紹介していく。
現在、ホテルニューアカオの客室は計350室(オーシャン・ウィング棟250室+ホライゾン・ウィング棟100室)あるが、このうちオーシャン・ウィング棟の全250室をリニューアル。加えて6室を増設するため、リニューアルが完了すると総客室数は356室となる。
既存客室の内装を整えるだけでなく、現在オーシャン・ウィング棟に180ある和室のうち110室(7.5畳/8畳タイプ)をレトロでクラシックなツインルーム中心の洋室へと刷新。残る和室10室(10畳タイプ)は、そのまま昭和レトロな和室として整備する。
また、従業員の事務室や予約センターだった部屋を有効活用し、新たに5室の「プレミア和洋室」を増設する。
12階フロアは、ファミリー向けの客室を集約した「キッズフロア」として再構成。元々は和室(7.5畳/8畳タイプ)や和洋室だった客室を、カーニバルのように賑やかで楽しいファミリー向け客室「キッズルーム」22室として改装する。このうち1室は、12階にあったパントリー/倉庫を客室化して増設する。
さらに12階には、全天候型プレイエリア「キッズパーク」を新設。かつて昭和期に多くの宴席で賑わった270m2もの大宴会場を床から壁まで造り替え、雨の日でも楽しめる遊具やジャングルジム、デジタルお絵かきスクリーンやレトロゲームなどを用意する。
一方で、ホライゾン・ウィング棟の客室は、2022年の開業時点ですでに新しくなっており(全100室のうち90室が新しい)、残る古いタイプの部屋のみを改装する予定。
2棟の客室はこの5月から2027年2月にかけて順次改装していき、12階のキッズルーム・キッズパークについては夏休みのスタートに合わせて2026年7月に完成予定としている。
2026年11月には、ホライゾン・ウィング棟 3階にある「レストラン ボヌール」を改装オープンする。
180度ガラス張りで、目の前にはどこまでも続く相模灘の絶景が広がるパノラマレストラン。その日に採れた地元の新鮮な野菜をはじめ、地場の食材をふんだんに使用し、シェフの技が光る目にも美味しいフレンチを提供している。
今回の改装においては、家具や内装を刷新し、海辺のリゾートを感じさせながらもクラシカルでどこか懐かしい重厚感のある店内に生まれ変わらせる。
これまで非常口として使用していた、ホライゾン・ウイング棟屋上エリアの通路を、熱海の人気観光スポット「熱海城」(静岡県熱海市熱海1993)へダイレクトにアクセスできる通路として整備する。
通常はホテル玄関から熱海城を目指すと急な坂を15分ほど登る必要があるが、このアクセスルートが開通することで、ホテルを一歩外に出れば熱海城が目の前に。カードキー連携でセキュリティも担保し、宿泊者のユーザビリティを向上させるという。
ちなみに熱海城は歴史的に実在した城ではなく、桃山時代の建築様式を模した天守閣風の観光施設。熱海市街や伊豆半島を一望する大パノラマや歴史体験アトラクション、城内にある「熱海トリックアート迷宮館」などのアクティビティが楽しめる。













