韓国発オーガニックブランド「キダムス(KIDDUMS)」は2025年11月、日本に上陸した。赤ちゃんの肌に使えるやさしさを基準にしながら、敏感な肌にも心地よく寄り添うスキンケアとして展開している。ブランド誕生のきっかけは、創業者が娘の肌荒れに向き合った経験だ。販売代理店を担うVentiの藤井樹里社長に、ブランドとの出合いから日本展開の展望までを聞いた。
母が抱く葛藤や不安への共感

WWD:「キダムス」を選んだ理由は?
藤井樹里Venti社長(以下、藤井):「キダムス」は、代表が娘の肌荒れやアトピーに悩んだ経験をきっかけに生まれたブランドです。「赤ちゃんの肌に本当に安心して使えるものを届けたい」という思いから開発が始まりましたが、私が惹かれたのは、そのやさしさがベビーケアにとどまらず、敏感な肌に寄り添うスキンケアとして一貫して設計されている点でした。
私自身にも息子がいますが、幼い頃は敏感肌で、皮膚科に通いながらできるだけ刺激の少ない製品を探していた時期がありました。だからこそ、肌が繊細な人に寄り添う視点を持ったブランドであることに強く共感しました。赤ちゃんにも使えるやさしさを起点にしながら、大人も自然に手に取りたくなる。そこに「キダムス」ならではの価値があると感じ、日本でその魅力を届けたいと考えました。
世代を超えて心地よく使えるものへ
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WWD:「キダムス」のコンセプトは?
藤井:「キダムス」が大切にしているのは、赤ちゃんの肌にも使えるやさしさを基準にしながら、年齢やライフステージを問わず心地よく使えるスキンケアであることです。敏感な肌に寄り添う処方や設計をベースに、日々の暮らしの中で自然に取り入れられる“オーガニックケア”を目指しています。
また、キダムスの特徴のひとつが香りです。ラベンダーを基調としたやさしく心地よい香りで、一般的なオーガニック製品にあるような強いハーブ感とは少し異なる、やわらかな印象に仕上げています。肌へのやさしさだけでなく、毎日のスキンケアが気持ちまでほっとできる時間になることも大切にしています。
WWD:日本ではどのような展開を予定しているのか。
藤井:韓国ではオンライン販売のほか、百貨店やセレクトショップなど幅広い販路で展開しています。中心となるのは20代後半から40代ですが、子育て世代に限らず、敏感肌の方や、肌へのやさしさを重視してスキンケアを選ぶ方にも支持されていると聞いています。
日本でも同様に、品質や成分、ブランドの背景を大切にしながら製品を選ぶ方に届けたいと考えています。現在は公式オンラインサイトで販売していますが、今後は百貨店やナチュラル・オーガニック系のセレクトショップなど、ブランドの価値を丁寧に伝えられる売り場での展開を広げていきたいです。
WWD:今後の展望は?
藤井:まずは日本で、敏感な肌にも寄り添うオーガニックブランドとして認知を広げていきたいと考えています。一過性の韓国スキンケアブランドとしてではなく、成分や品質、そしてブランドに込められた思いまで含めて選ばれる存在になりたいです。赤ちゃんから大人までという枠にとどまらず、肌へのやさしさや心地よい使用感を求める方に自然と選ばれるブランドとして、日本でも長く愛される存在に育てていきたいと思っています。
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左から、“インテンスクリーム”(120mL、6980円) 、“スージングローション(保湿ローション)”(300mL、6980円) 、“オーガニックオイル”(110mL、7980円) PHOTO : TAMEKI OSHIRO
ヒーローアイテムは“スージングローション(保湿ローション)”と“インテンスクリーム”。特に “スージングローション”は保湿力と肌を穏やかに整える使用感が支持されており、ブランドをけん引する代表的な製品だ。“インテンスクリーム”はリポソーム技術で保湿成分を長時間肌にとどめる設計になっている。


