
ニューヨーク証券取引所で3月24日撮影。REUTERS/Jeenah Moon
[ロンドン 25日 ロイター] – 債券取引を専門とするヘッジファンドのフーリエ・アセット・マネジメントによると、準流動性型のプライベートクレジットファンドが発行した債券の価値が2月初旬以降に急落し、ここ1年で最も低い水準で取引されている。投資家が最近起きた解約ラッシュ以前から、このセクターのストレスを警戒していた兆候だという。
今月のプライベートクレジット市場は動揺が止まらない。資産価値や透明性、経済全般の健全性を巡る懸念が高まり、一部の投資家がセクターから撤退し始めたためだ。米国の主要銀行の一角は融資を絞り込み、ファンド側は資金の引き出しを制限する措置を取っている。
フーリエ社はロイターが確認した3日付の書簡で「2兆ドル規模の準流動性プライベートクレジット市場は設立以来で最も重大な流動性ストレステストに直面している」と述べた。
「インターバル・ファンド」や「非上場型の事業開発会社(BDC)」と呼ばれるこうしたファンドは、投資家が資金を取り戻せる窓口を設けている。投資家が資金を引き出すとファンドの価値が下がるため、ファンドにとどまる他の投資家の持分の価値が急落しないように、解約を制限したり遅らせたりすることがある。
フーリエ社によると、オークツリー、ブラックロック(BLK.N), opens new tab、ブルーアウル、ブラックストーン(BX.N), opens new tab、アレスキャピタル(ARCC.O), opens new tabの5つの主要ファンドが発行した債券の利回りと、比較対象となる政府債券の利回りとのスプレッドは、一部のファンドが高水準の解約請求に直面する前から拡大していた。これらのファンドはコメントを控えた。
リスク指標とされるこれらの債券スプレッドは、2025年夏や今年初めから縮小したが、2月初旬以降に急拡大している。
フーリエ社は債券スプレッドの拡大について、プライベートクレジットに対する投資家の不安が増大している兆候だと述べた。
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