2026年3月24日、フェラーリ ジャパンはグランドツアラーであるアマルフィのオープンモデル、「アマルフィ スパイダー(Ferrari Amalfi Spider)」を日本初公開した。(写真:根本貴正、ほか)

流麗なクーペのプロポーションを崩すことなくオープン化
フェラーリがアマルフィ スパイダーをワールドプレミアしたのは2026年3月12日のこと。それからわずか12日後、日本でもその姿を見ることができた。これは、フェラーリが日本市場を重視していることにほかならないだろう。

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アマルフィ スパイダーはパフォーマンスやエレガンス、ドライビングプレジャー、そして多用途性を完璧にバランスさせたオープンモデルで、フェラーリのパフォーマンス重視のライフスタイルにおけるベンチマークになるクルマだという。

その名のとおり、アマルフィ スパイダーは3.9LのV8ツインターボエンジンをフロントミッドシップ搭載する流麗な2+2クーペ、アマルフィ(以下、クーペ)のオープンモデルだ。したがって、パワーユニットはクーペ同様にあらゆる走行状況で卓越したパフォーマンスと瞬時のレスポンスを発揮する。最高出力640ps/最大トルク760Nmというパワースペックは発生回転数までクーペと同じ。トランスミッションも、変速の滑らかさと速度を高めた8速DCTと変わらない。

スタイリングは、フラビオ・マンツォーニ率いるフェラーリ デザインスタジオで手がけられ、オープンでもクローズドでもエレガントで流動的なシルエットクーペのプロポーションを維持する。ファブリックのソフトトップを備えるコンバーチブルながら、その空力性能はクーペに匹敵し、オープン時でもクラス最高の快適性を実現している。

5層構造によりRHT(リトラクタブル ハードトップ)に匹敵する遮音性と断熱性を誇るというソフトトップは、4色のテーラーメードファブリックと2色のテクニカルファブリックから選べる。格納時はZ型に折りたたまれて、わずか220mmの厚さとなり、ラゲッジルームの容量はクローズド時で255L、オープン時で172Lと最大限に確保されている。車速60km/h以下なら走行中でも13.5秒で開閉が可能だ。

スポーツカーを愛し、豊かな人生を謳歌する人へ
インテリアもクーペと同様、デュアルコクピットレイアウトのキャビンと進化したドライバーインターフェースを採用している。ステアリングホイールに物理ボタンが備えられ、スタートボタンも復活した。

メーターパネルは15.6インチのデジタルディスプレイ。ダッシュボード中央の10.25インチディスプレイはオーディオ/エアコン/電話/車両設定など、さまざまな情報を表示。そして助手席前の8.8インチ ディスプレイはGフォースやエンジン回転数などを表示し、ドライバーと同様の体験ができる。

リアシートはプラス2ゆえの子ども用か荷物用とされている。またリアシートバックにはボタンひとつで操作できる一体型ウインドディフレクターが組み込まれており、オープン走行時の乱気流をおさえて快適性を向上させてくれる。

ビークルダイナミクスでは、ブレーキ by ワイヤ システムにより車両制御の精度が向上し、あらゆる路面状況に対応するABS Evoがブレーキ性能と安定性を強化している。またクーペと同様に次世代の先進運転支援システムが充実されている。ちなみに、最高速320km/h、0→100km/h加速3.3秒というパフォーマンスもクーペと変わらない。

フェラーリが、スポーツカーを愛し、豊かな人生を謳歌する人へ贈る、アマルフィ スパイダー。その車両価格は4061万円からとなっており、クーペ(3418万円から)より643万円高い設定となっている。なお、デリバリーは2027年秋からとされている。

フェラーリ アマルフィ スパイダー 主要諸元

●全長×全幅×全高:4660×1974×1305mm
●ホイールベース:2670mm
●車両乾燥重量:1556kg
●エンジン:90度V8 DOHCツインターボ
●総排気量:3855cc
●最高出力:470kW(640ps)/7500rpm
●最大トルク:760Nm(77.5kgm)/3000-5750rpm
●トランスミッション:8速DCT
●駆動方式:トランスアクスル式FR
●燃料・タンク容量:プレミアム・80L
●WLTCモード燃費:未発表
●タイヤサイズ:前245/35R20、後285/35R20
●車両価格(税込):4061万円~

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