
モルガン・スタンレーのロゴ。2025年12月撮影のイメージ写真。REUTERS/Dado Ruvic/Illustration
[11日 ロイター] – 米投資銀行モルガン・スタンレー(MS.N), opens new tabはプライベートクレジット(ノンバンク融資)ファンドの一つで引き出しを制限したことが、11日に規制当局へ提出した書類で明らかになった。投資家から発行済投資口数の11%弱相当の解約請求を受けたことが理由。
2兆ドル規模とされるプライベートクレジット市場はこの数カ月で信用リスクに絡む問題が相次ぐなど悪材料が一気に噴き出し、注目を集めている。投資家の間では、金利高環境下におけるローン資産の健全性や借り手企業の耐性に疑念が生じている。
モルガン・スタンレー・プライベート・クレジットは投資家向け書簡で「ノース・ヘブン・プライベート・インカム・ファンド(PIF)」について、当四半期に投資家から寄せられた解約請求に対し、約1億6900万ドル、請求額の約45.8%を償還したと説明。プライベートクレジット業界がM&A(企業の合併・買収)市場を巡る不透明感、信用状況悪化の恐れ、資産利回りの低下などいくつかの課題に直面していると指摘した。
PIFは1月31日時点で44業種にわたる計312社の借り手に投資しており、与信のファンダメンタルズはおおむね安定しているという。
モルガン・スタンレーは目論見書で開示している通り、昨年12月31日時点で発行済投資口数の5%については解約請求に応じると投資家に通知した。
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