【パリ=梶彩夏】日本の美容製品がパリで人気を集めている。市内の老舗百貨店「サマリテーヌ」の化粧品売り場に昨年12月、日本の化粧品や美顔器などを集めた常設店「ジャパニーズ ビューティー マーケット」がオープンした。
日本製のくしや美顔器などに加えて、手頃な価格帯のシートマスクなど約20ブランドを取り扱う。来店したパリ郊外に住む美容師のメラリュドュス・リズさん(30)は「シートマスクを使ったら肌の調子がよくなった。日本のスキンケアをもっと楽しみたい」と声を弾ませていた。
同店代表の須山佳子さん(47)は、パリを拠点に日本の優れた美容関連の商品を欧州市場に紹介している。日本では一般的なメイク落としの後、洗顔をして化粧水をつけるという手法も、フランスでは新鮮に受け止められているという。日本の化粧品会社の研究や技術力が評価されているほか、日本への旅行を機に興味を持つ人もいる。
パリ市内の百貨店には、資生堂が展開する「シセイドウ」や花王のブランド「センサイ」も出店している。
経済産業省も日本の化粧品の輸出を増加させようと昨年12月、検討会を開始。世界市場でのシェア拡大に向けて業界や政府ができる施策について考えている。
須山さんは「日本の美容製品の裾野を広げていく」と意気込んでいる。

