妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』

山本貴子さん(仮名・45歳)には、2歳年下の弟がいる。弟は現在、実家で「ほぼニート」の状態を続けているが、そんな息子を盲目的に擁護し続ける母親に対し、貴子さんの怒りは限界に達している。

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「田舎育ちなので、幼い頃からきょうだい間の格差を肌で感じていました。弟は跡取り長男。両親はもちろん、祖父母からも『何よりも大切な存在』だと崇められ、疑いようのない特権階級として育ったんです」

何をしても許される弟と、どれだけ努力しても認められない妹。この確執は、40年以上の時を経て、修復不可能なほど根深いものとなった。

「弟がやんちゃをしても、両親は『男ならこういう経験も必要だ』と全力で庇ってきました。過去には交際相手を

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