クリエイター が自分の暗号資産を発行。ファンが推しに直接投資する時代へ 

この動きはまだ初期段階であり、従来型の金融機関、暗号資産の世界、投資会社などに分散化が進んでいるが、「クリエイター・キャピタル・マーケット(Creator Capital Market、以下CCM)」と呼ばれる市場も生まれている。

これは、クリエイターが暗号資産トークンやミームコインを通じてファンと交流し、マネタイズする手法である。価格はクリエイターが集める注目度に応じて変動する。

ところが、これは単なるミームコインの話ではない。これらのCCMをめぐる話題は、クリエイターエコノミーが複数の新たな収益源を試していることを示している。それらはすべて、新興資本のシェア獲得を目的としている。

CCMとは何か、どこから生まれたのか

「それはクリエイターエコノミーの上に構築された資本市場である」と、クリエイターと投資家を結びつける金融プラットフォーム、ギガスター(GigaStar)の最高事業責任者スコット・キトゥン氏は説明する。

「クリエイターが投資や資金調達に使う手段は、この用語においては本質的ではない」。

キトゥン氏にとって、それはクリエイターが自らの事業の株式をベンチャーキャピタルに売却することを意味するかもしれないし、IPカタログの所有権を投資家に売ることや、将来収益の分配権を投資家に提供することかもしれない。

流行の形でいえば、自身の肖像をトークン化する(ミームコインを発行する)ことを意味する場合もある。

また、クリエイターの成功を予測する賭け予測市場「カルシ(Kalshi)」や、クリエイターのマネタイズを強化するインフラへの投資も含まれる可能性がある。

「それらすべてが、私の考えではCCMに該当する」と同氏は語る。

さらに単純化すると、CCMとは、クリエイターが自身のフォロワーや収益源を、構造化され投資可能な形でマネタイズする仕組みである。

YouTubeの再生回数から得られる広告収入や、ブランド案件のTikTok投稿ではない。クリエイターが集める注目度への投資である。

資金調達、ブランドのトークン化(デジタルアートやIPなどのブランド資産をデジタルトークンへ転換すること)、事業の株式売却など多様な収益化の手法が含まれる。

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