
写真は2月11日、香港の裁判所に到着した郭賢生氏。REUTERS/Tyrone Siu
[香港 26日 ロイター] – 香港の裁判所は26日、当局が指名手配している米国在住の民主活動家、郭鳳儀氏の保険契約を解約して資金を引き出そうとしたとして、父親の郭賢生氏に対し、国家安全条例(国安条例)に基づき禁錮8月を言い渡した。
国安条例は「逃亡犯」の資産を直接・間接的に処分することを違法と定めており、郭賢生氏は11日に有罪判決を受けていた。
郭鳳儀氏は米ワシントンに本拠を置く民主派団体「香港民主委員会」の幹部で、香港警察が指名手配している海外活動家の1人。
郭鳳儀氏は声明で「私が帰国して裁判を受ける可能性を父の行動が低下させたという名目で父を罰するのは正義ではなく、司法の茶番だ」と批判した。また、この保険契約は自分の資産ではなく、管理しようとしたこともないと指摘し、「実際は血縁による連座であり、人質を取ることで、国境を越えた弾圧だ」と訴えた。
一方、裁判所はこれは国家安全条例上の重大な事案であり、家族関係は無関係だと主張。「集団的懲罰というものは存在せず、被告と逃亡者が家族かどうかとは全く無関係だ」と述べた。
郭鳳儀氏は判決前にワシントンでロイターの取材に応じ、父親に何を伝えたいかという質問に対し、抱きしめて、困難な状況に追い込んでしまったことを謝りたいと語った。「アジアでは父親が抱擁で愛情表現をすることはあまり一般的ではないが、今年になって、大人になってから父を一度も抱擁したことがないと気づいた」と話した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

