※この投稿は米国時間 2026 年 2 月 19 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

AI は、前例のない速さで進歩を加速させようとしています。ただし、そのためには、AI へのアクセスを初めから民主化する必要があります。Google はこのたび、インドおよび世界中において接続性を高めて、経済成長を加速させ、復元力を高めるために、デジタル インフラストラクチャとスキルアップの取り組みに対する新たな投資を行うことを発表しました。

4 大陸にわたって AI 接続を拡大

インフラストラクチャは、デジタル デバイドが AI デバイドへと変わるのを防ぐ基盤となります。このたび Google は、インドにおける 5 年間で 150 億ドルの AI インフラストラクチャ投資を軸とした共同インフラストラクチャ イニシアチブである America-India Connect を発表いたします。このイニシアチブは、4 大陸にわたるデジタル接続の範囲、信頼性、復元力を高めることを目的としています。

America-India Connect は、現地のパートナーと協力して、ヴィシャカパトナム(ヴィザグ)に新しい国際海底ゲートウェイを確立します。また、インドとシンガポール、南アフリカ、オーストラリアを結ぶ 3 つの新しい海底経路と、米国、インド、さらには南半球の複数の拠点を結ぶネットワークの復元力と容量を強化する 4 つの戦略的な光ファイバー ルートを確立します。

インド東海岸(ヴィザグ)を接続

Google は、インド東海岸のヴィザグとチェンナイの間から南アフリカまで、直接光ファイバーでつなぐルートを開発しています。EquianoNuvem の海底ケーブル システムと組み合わせることで、アメリカ東海岸からアフリカを回ってヴィザグまでを結ぶ、冗長な大容量ルートが構築されます。

さらに、ヴィザグとシンガポールを直接結ぶ海底ケーブルも敷設しています。Bosun 海底ケーブル システムと Tabua 海底ケーブル システムを組み合わせることで、米国西海岸からオーストラリアを経由してヴィザグまでを結ぶ南太平洋ルートが構築されます。

これらの投資により、ヴィザグは主要な国際海底ケーブル ゲートウェイとなり、ムンバイとチェンナイにある既存の陸揚げ局のほかに重要な多様性を加えるものとなります。10 億人を超える国民を抱えるインドにとって、これはデジタル バックボーンの復元力を高め、経済安全保障を向上させることになります。

インド西海岸を接続

Google は、ムンバイと西オーストラリア州の間を直接結ぶ光ファイバー ケーブルを敷設しています。TalayLink 海底ケーブル システムと Honomoana 海底ケーブル システムを組み合わせることで、アメリカ西海岸からオーストラリア周辺を通ってムンバイまでを結ぶ南太平洋ルートが構築されます。

この新しい経路は、米国東海岸から紅海を通ってムンバイまでデータ回廊を形成している BlueRamanSol の海底ケーブルを補完するものです。

AI デバイドを解消

信頼性の高いインフラストラクチャは、デジタル デバイドに対する最善の対策です。海底ケーブルによる接続性の向上は、インターネットの利用しやすさと信頼性を高め、生産性と長期的な経済成長を促進することが十分に立証されています。デジタル サービスが利用しやすくなることで、個人は新たなスキルを身につけ、企業や公共機関は地域社会により良いサービスを提供できるようになるため、AI デバイドの根絶に役立ちます。

これらのルートは、ビットやバイトを運ぶだけでなく、長い歴史を持つグローバルなつながりを尊重し、「新世界」とインドを結ぶ海上商船ルートを両国間のデジタル貿易ルートに変え、両国の経済をより緊密に結び付けています。

America-India Connect は、アフリカオーストラリア太平洋における AI アクセスの推進に向けて、数十の地域パートナーと協力して取り組んできた成果を基盤としています。グローバルな接続性を強化し、AI のメリットをあらゆるユーザーに提供するため、これらのパートナーと緊密に協力していますので、今後の発表にもご期待ください。

AI トランスフォーメーションのメリットを実現

復元力の高いインフラストラクチャはテクノロジー アクセスの基盤ですが、AI のメリットを最大限に実現するには、AI を使用する人材への投資も必要です。そのため、Google は政府機関と連携して、人々が新たな機会を掴むために必要なデジタルスキルを身につけられるよう支援しています。

Karmayogi Bharat(インド政府のデジタル ミッション)と Google Cloud は、AI 対応のデジタル機能を全国で活用することで、未来に対応できる公務員制度を構築するという Mission Karmayogi のビジョンを加速させる点で協力しています。Google Cloud は、主要なクラウド パートナーとして、iGOT(Integrated Government Online Training)Karmayogi プラットフォームに安全で復元力のあるインフラストラクチャを提供しています。このスケーラブルなインフラストラクチャは、800 以上の地区にわたる 2, 000 万人以上の公務員をサポートし、学習サービスへの信頼性の高いアクセスを大規模に提供しています。

AI は、iGOT プラットフォームにおける学習のアクセス、検出、効果も高めます。このパートナーシップでは、従来のトレーニング リポジトリをデジタル化して検索可能なナレッジ アセットに構造化し、18 以上のインドの言語でコンテンツを段階的に利用できるようにすることで、専門能力開発を促進し、職員が好みの言語で学習できるようにします。

Google はこれまで以上に、コミュニティ、企業、政府機関との連携を強めて、すべての人々のための AI イノベーションを促進していきます。そして、次世代のグローバルなつながりを支援できることを楽しみにしています。

– Google Cloud、グローバル ネットワーク インフラストラクチャ担当バイス プレジデント、Brian Quigley

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