アンファー、メンズ化粧品に岩田剛典起用で最高月商に 30代男性中心に支持

アンファー、メンズ化粧品に岩田剛典起用で最高月商に 30代男性中心に支持

シャンプーの「スカルプD」で知られるアンファーでは、メンズスキンケアブランド「DISM(ディズム)」が、30代を中心とした男性層からの支持を集めている。2025年12月に俳優の岩田剛典を起用したマス広告を展開。12月度の月商が過去最高になったという。

ブランドのけん引役は、2021年の立ち上げ時から主力に据える「クリーミーフォームウォッシュ」だ。

最大の特徴は、ワンプッシュで濃密な泡が出る点。新規ブランド本部DISM推進部の浅井祥太部長は「男性の多くは洗顔の際の泡立てを面倒に感じている。その手間の解消と、肌への摩擦ダメージ軽減を両立させた」と開発の背景を語る。

メンズ化粧品の市場環境について浅井氏は、オンライン会議の普及を大きな転換点に挙げる。画面越しに自らの顔を直視する機会が増えたことにより、30代を中心に「毛穴」「乾燥」「テカリ」といった肌悩みへの意識が劇的に向上していると分析する。

今や洗顔と化粧水は「やっていて当たり前」の習慣へと定着しつつあるという。

より深刻なシワ改善などを求める層には、希少成分ライスパワーを配合した上位ライン「DISM+(ディズムプラス)」を用意。スカルプDの既存顧客層との親和性は高く、幅広い年代へのアプローチを可能にしている。

「DISM」は、プロモーション戦略も奏功している。2025年末から俳優の岩田剛典を起用した初の大型マス広告を開始し、交通広告やテレビCMをSNSと連動させて認知を一気に広げた。この効果もあって12月度は、「DISM」史上で過去最高売り上げを更新した。


▲岩田剛典を起用

マス広告を展開する一方で、ブランドを愛用するインフルエンサーとの草の根的なつながりも重視している。

同ブランドは化粧品にとどまらず、シリコン製の洗顔ブラシや、エレクトロポレーション機能を備えた美顔器といった美容機器の展開にも積極的だ。

男性の美容意識を「無関心」から「楽しむ」段階へと引き上げることを目指す。「DISMをアンファーにおけるスカルプDに次ぐ第2の柱に育て上げたい」と浅井氏は意欲をにじませた。

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