妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』

片山郁美さん(仮名・30歳)は、こだわりの強すぎる母親に育てられた。あらゆる娯楽や食事が禁じられていたしわ寄せは、大人になってからの生活に極端な形で現れたという。

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「幼い頃から、肉や卵、乳製品が食卓に並ぶことはありませんでした。給食も食べさせてもらえず、私だけ毎日お弁当。周りと違うのが恥ずかしくてたまらなかったけれど、母に言い出すこともできず、黙々と弁当を食べる日々でした」

ーお肉を食べると地獄に落ちる。

ー外食は悪魔の食べ物。

ーテレビは嘘しか流さない。

母親の教えは絶対だった。市販のお菓子はもちろん、テレビゲームやキャラクター玩具など、流行のものは何一つ与えてもらえなかったという。

「周りにも同じような環境の子がいればまだ救われたのでしょうが、普通の公立小学校だったのでとにかく

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