妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』
少子化が叫ばれて久しい。厚生労働省が公表した人口動態統計速報(2025年1~11月分)によると、同期間の出生数は64万5255人(外国人含む)。前年の2024年(年計68万6173人)を下回る可能性が極めて高いとされている。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。
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「2070年には総人口が9,000万人を割り込み、年少人口(0~14歳)の割合も2050年以降は10%未満の水準になるという推計もあります。恐ろしいスピードで少子高齢化が進んでいると言えるでしょう」
子どもが少ないという現実は、社会全体で「子育ての大変さ」を肌で知る機会が減ることも意味している。
「これは大きな問題になり得ます。子育ては想像以上にハードですが、その現実を共有できないがゆえに、社会の理解が進まない。その一方で、一部では『子どもがいること』を免罪符にして、マナーを軽視する行動が増えているという声があるのも事実です」
今回お話を伺った坪田杏香さん(仮名・29歳)は、先日新幹線での出張中に目撃した「ある異様な光景」について語ってくれた。
「急な出張で、ほぼ満席の状態でした。私は3人掛けの通路側の席に座り、仕事をしながら過ごしていたのですが、途中駅から幼い子を連れた夫婦が乗ってきたんです」
夫婦の年齢は40代を超えているように見えたという。
「私の上司たちも40代前後での出産が多く、自分もいつかはそうなるのかな、なんて呑気に構えていたのですが……。次第に、そのご夫婦の振る舞いに違和感を覚えるようになりました」
乗車直後、いきなりビールを煽り出した2人。
「手にはお酒がたくさん入った袋を提げていました。2歳くらいと思われるお子さんは、スマートフォンを渡されて動画に釘付けの状態。そこまでは、よくある光景だと思って見ていたのですが……」
ところが、夫婦がひそひそ声で話し始めたことで空気が一変する。
ーちょっとオムツ、パンパンかも。
トイレに立つのかと思い、足を引いて通路を開けようとした杏香さん。しかし…。
「あろうことか、その場でオムツを替え始めたんです。本当にびっくりしました。衛生面はもちろん、お子さんのプライバシーの観点からも問題ではないでしょうか。隣には、私という見知らぬ他人が座っているんですよ?」
堂々とオムツ替えを完結させた夫婦を見て、杏香さんは強い不快感を覚えたという。平塚氏は、こうした行動について厳しく指摘する。
「公共の場でのオムツ替えは、衛生面・他者への配慮の両面から著しくマナーを欠いています。新幹線には多目的室やオムツ替え設備のあるトイレが設置されていることが多く、座席で行うのは自己中心的な行動と言わざるを得ません。子育ての大変さを盾に、周囲への敬意を忘れてしまう親の存在は、結果として子育て世代全体の肩身を狭くしてしまいます」
杏香さんは最後に、震える声でこう振り返った。
「年上の方に意見するのは勇気がいりましたが、どうしても耐えられず、声をかけようとしたんです。でも、ご夫婦に逆ギレをされてしまって。怖かった…」
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※本記事で使用している写真はイメージです。 【取材協力】危機管理コンサルタント|平塚俊樹氏 【聞き手・文・編集】もりかえで PHOTO:Getty Images 【出典】厚生労働省|人口動態統計速報(令和7年1月公表分)子ども家庭庁|少子化の背景 ー日本の状況ー
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