初日のテープカットの様子

拡大する印のサプリメント市場

Vitafoods India2026(インフォーマグループ主催)が2月11日、ムンバイのJio World Convention Centerで開幕した。今年で4回目を迎え機能性素材やサプリメントなどの最終製品、受託企業などを中心に約220の企業・団体が出展した。毎年、出展者・来場者数共に2ケタの増加率で健康産業の成長が見られる。出展者は9割以上をインド企業が占め、その他アメリカ、中国、ドイツ、スイス、アラブ首長国連邦、台湾、シンガポール、ブラジル、日本の企業が参加した。オープニングセレモニーでインフォーママーケッツ インドのYogesh Mudras社長は「インドのニュートラシューティカル、機能性食品、サプリメントの市場は今年18%の成長率となり2026年で90億ドルに達する。2032年には240億ドルに達すると予想しており予防意識やウェルビーイングの高まりと中間層の増加に伴い急成長している」とインドの健康産業の展望を語った。

ボタニカル素材やリポソーム化技術活発化

様々なハーブ原料を展示

インドはハーブはじめ植物由来の機能性素材が豊富でクルクミンやショウガ、モリンガなど日本で人気の素材に加え、アシュワガンダ(Ashwagandha)、シラジット(SHILAJIT)、ホースチェストナット(HORSE CHESTNUT)、バナバ(BANABA)などアーユル・ヴェーダにも利用されるボタニカル素材をアピールした展示が目立った。リポソーム技術を提案する企業も見られ、エビデンスベースの製剤化提案で差別化を図る。

日系企業が存在感示す

日本からは、日本生物.科学研究所と森永乳業の2社が出展し、新田ゼラチンおよび太陽化学のインド法人も出展した。日本生物.科学研究所は、ナットウキナーゼやアスタキアンチン、アシタバなど国産原料をアピールした。来場者の半数は納豆について初見だといい多くの関心が寄せられ初日の午前中には、1日分のパンフレットがなくなる程盛況だったという。森永乳業は、独自の乳酸菌bb536やM-16Vなどを配合した最終製品を展示しプロバイオ・ポストバイオティクスの原料提案を行った。エビデンスについて聞かれることもあり免疫や肥満についてのエビデンスに興味を持ってもらったという。

Metazomeの開発者Dr.Sreeraj Gopi氏

日本市場向けに原料や製剤技術を提案する企業も見られた。K.PATELは、ホーリーバジル抽出物「Ocitum」やアーユル・ヴェーダーに利用するプリミックス素材「AktiveX」を提案。Molecules Biolabsはベルベリン(Berberine)やケルセチンプレミックスなどの独自原料と「Metazome」と呼ばれる独自のリポソーム化技術を提案。「Metazome」は、ビタミンやミネラルだけでなく様々な成分を好みのサイズでリポソーム化できる技術で米国やヨーロッパから引き合いがあるという。K.PATEL とMolecules Biolabsは今年、食品開発展などにも出展し日本の健康産業に提案強化していきたいという。

パネルディスカッションでは活発な意見交換がなされ質問も多く飛び交った

セミナーやパネルディスカッションに来場者の関心が集まる

有識者らによるセミナーも開催され、初日のパネルディスカッションでは、「Label It Right: Building Trust Through Claims, Compliance, and Clarity」をテーマに食品安全協会の代表や医師ら5名が登壇。「インドではエビデンスベースの新しい規制が始まろうとしいることに触れ、クリニカルトライアルを条件にどのようなルールを決めていくかなど議論された。聴講した医師らの質問も飛び交い、活発なQ&Aが繰り広げられた。

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