物言う投資家アンコラ、ネトフリのWBD買収に反対へ

写真は2025年11月、米カリフォルニア州バーバンクにあるワーナー・ブラザースのスタジオ付近で撮影。REUTERS/Mike Blake

[11日 ロイター] – アクティビスト(物言う投資家)のアンコラ・ホールディングスは、メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)(WBD.O), opens new tabの株式を取得しており、WBDのスタジオおよびストリーミング資産を動画配信サービス大手ネットフリックス(NFLX.O), opens new tabに売却する計画に反対する方針だ。ハリウッドの買収合戦が新たな展開を迎えた。
約2億ドル相当のWBD株式を保有するアンコラは11日、WBDの取締役会が、CNNやTNTなどのケーブル資産を含む会社全体の買収を提案している同業パラマウント・スカイダンス(PSKY.O), opens new tabと十分な協議を行っていないと指摘。WBDがネットフリックスとの取引の推奨を撤回しない限り、4月までに開催される見通しのWBD株主総会で、同取引に反対票を投じると表明した。

アンコラは自社ウェブサイトで、「現在提案されているネットフリックスとWBDの取引は、パラマウントによる1株当たり30ドルという、より高額で確実な買収提案が存在するにもかかわらず、株主に対し劣った価値を受け入れ、不確実なスピンオフに賭け、重大な規制リスクを負うことを要求している」と述べた。

LSEGのデータによると、WBDの時価総額は約680億ドルで、アンコラの保有株比率は発行済み株式の1%未満に相当する。

WBDは声明で「株主価値の最大化に向けた確固たる姿勢を維持する」と表明した。

パラマウントとネットフリックスはロイターのコメント要請に即座に応じなかった。

パラマウントは10日、WBDに提示している買収案の条件を引き上げた。1株当たり30ドルの提示額は維持しつつ、買収が今年末までに成立しなかった場合に来年初めから買収完了までの期間に四半期ごとに1株当たり0.25ドルを現金で支払うほか、WBDがネットフリックスとの買収計画を解消する場合に発生する違約金28億ドルも負担するとした。

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