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【02月10日 KOREA WAVE】韓国のビューティー大手3社の明暗は、昨年の実績で見る限り、分かれている。アモーレパシフィックはグローバル市場での急成長を背景に、3年ぶりに売上高兆ウォンを突破した一方、LG生活健康と愛敬産業は中国市場と国内消費の低迷により、厳しい業績となった。
金融監督院の電子公示によると、アモーレパシフィックの昨年の連結売り上げ高は4兆2528億ウォンで、前年同期比9.5%増加した。2022年以来再び4兆ウォン台に回復し、営業利益も52.3%増の3358億ウォンを記録した。
アモーレパシフィックは、海外売り上げが全地域でバランスよく拡大し、安定した成長基調を示している。昨年推進したグローバル・リバランシング(再編)戦略が効果を発揮し、欧米市場での売り上げが急増したほか、最近では主要ブランドがアジア市場でも善戦し、影響力を拡大している。
特に米州市場とEMEA(欧州・中東・アフリカ)地域では、それぞれ売り上げが前年対比20%、42%増加するなど、目覚ましい成長を見せた。ダーマ(皮膚科学)カテゴリーの強化や、主要ブランドポートフォリオの拡張など、多角的な戦略が奏功した。
中華圏ではプレミアムブランドに集中する「選択と集中」戦略により黒字転換を達成。日本およびAPAC市場では、ラネージュやイリユン、エストラ、ミジャンセンが成長を牽引した。
Kビューティーの新たなブルーオーシャンと評価されるヘアケア市場でも、ミジャンセンと呂(リョ)が国内にとどまらず、北米・中国市場で成果を上げている。ミジャンセン・パーフェクトセラムは、アマゾンのブラックフライデーでヘアスタイリングオイル部門1位を獲得した。
LG生活健康と愛敬産業は、売り上げと営業利益がそろって減少した。LG生活健康の昨年の連結売り上げ高は6兆3555億ウォン、営業利益は1707億ウォンで、それぞれ前年対比6.7%、62.8%減少。愛敬産業も売り上げ高6545億ウォン、営業利益211億ウォンと、それぞれ3.6%、54.8%減少した。
化粧品事業では中国市場の低迷が続き、海外売り上げ全体にまで悪影響を及ぼした。LG生活健康は、ドクターグルートやユシモルなどの主力ブランドが米国と日本で好調となり、それぞれ7.9%、6.0%成長したものの、中国では16.6%の大幅減となった。
LG生活健康は、デジタルマーケティングやヘルス&ビューティー(H&B)ストアの戦略的育成を通じ、オンライン・オフライン両面での成長基盤を確保し、北米および日本市場の攻略を強化している。
愛敬産業も中国での事業構造を再編する過程で実績が落ち込んだが、米国と日本ではAGE20’S(エイジトゥエンティーズ)やLUNA(ルナ)など主力ブランドの製品ラインを拡充し、現地流通チャネルの確保を通じて成長機会を模索している。
同社は、プレミアム志向を軸に収益性を高め、市場別の競争力強化と中長期的な成長基盤づくりを進める方針だ。北米・欧州ではシャワーメイト、中国およびアジア・南米ではケラシス、日本ではラブセントを中心に現地化戦略を展開し、生活用品事業のブランド力強化も並行して進めている。
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