「寝る前にお菓子を食べなさい!」そんな夢のようなスイーツが実現するかもしれません。食べることで口腔ケアを目指すその名も「歯磨きスイーツ」の開発が行われています。

 生キャラメルやマカロンにソフトクリーム。実はこれ食べることで口内環境を守る、その名も「歯磨きスイーツ」なんです。

 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科の平間雅博准教授と、低糖質パティシエ・髙谷浩史さんが企画し、商品化に向けて動き出しています。

 虫歯の原因は、口の中の常在菌「ミュータンス菌」が栄養となる砂糖を食べて歯の表面に固く付着するカス「プラーク」になることです。プラークに潜む細菌が酸を作り歯を溶かした状態が虫歯です。

 「歯磨きスイーツ」は、砂糖のかわりに、ミュータンス菌の栄養になりにくい希少糖やフラクトオリゴ糖を使用。環状オリゴ糖という無味無臭の素材を加えています。

(平間雅博准教授)
「プラークの生成の能力を比べてみたら環状オリゴ糖は圧倒的にプラークを作らない。これだなと思った」

 新たなスイーツを試食した人たちは…

(試食会参加者)
「まったりして甘みがくどくない。食べやすい」

(試食会参加者)
「(子供たちは)いつもチョコレートをすごく食べるから、歯磨きをしないといけなくて心配だったが、これなら好きなだけ食べさせられるかも」

(低糖質パティシエ・髙谷浩史さん)
「甘いスイーツで虫歯を防ぐなんて『そんなことはできない』というのが正直なスタート。これから先は夜寝る前に子どもたちを呼んで『早く寝るんだからこの甘いスーツを食べて寝なさい!』って。すごく幸せと笑顔が生まれそうな気がして自分の目指すところ」

 歯磨きスイーツがあれば水が十分に使えない災害現場などでもサポートできるはずだと平間准教授は話します。

(平間雅博准教授)
「身体的、空間認知、環境によって歯磨きが難しい人たちを助けるのは、ぶれない目的。歯磨きがなくなって、歯磨きのスイーツを食べるという習慣が別の習慣として世界に出来上がっていくのがるとワクワクする」

 「歯磨きスイーツ」は今年冬の商品化を目指すということです。

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