お子さんが「お年玉」をコツコツ貯金して、それが10万円になったのであれば投資資金としては申し分ありません。一方、15歳など若くして投資を始める場合は、「どの株を買えばいいの?」と迷ってしまうのも当然です。本記事では、池澤摩耶氏による著書『元外資系投資銀行トレーダーママが伝授 子どもを人生ゲームの勝者にする最強マネー教育』(光文社)から、子どもの投資家デビューをサポートするヒントを紹介します。
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「推し一択」「好きが詰まったバラエティパック」の2択
いよいよ子どもが15歳。お年玉でコツコツ貯めてきた「10万円のスタート資金」も用意できたら、投資デビューのタイミングです。
じゃあ何から始める?という話になるのですが、大きく分けて道は2つ。
(1)「これが好き!」という“推し企業”をひとつ選んで株を買ってみる
(2)優良企業が詰まった“バラエティパック(投資信託)”を買ってみる
2つの方法にもメリット・デメリットがあるので、ここからはこの2つを比べながら、自分に合った投資スタイルを探していきましょう。
(1)「推し企業」に一票投じる!まずは“個別株”にチャレンジ
子どもの感性を活かして「これ好き!」「この会社、すごいかも」と思う企業を見つけて、その“推し”に投資してみるのが「個別株」。これは、特定の1社に絞って株を買う方法です。
まずやるべきは、その会社が「上場企業」かどうかのチェック。上場企業とは、証券取引所(東京証券取引所やNYSEなど)で誰でも株を売買できる企業のことです。たとえば、任天堂やユニクロ(ファーストリテイリング)、Apple、NIKEといった会社は上場企業。対して、上場していない企業(未上場企業)の株はハイリスクで、購入するハードルが非常に高いのが特徴です。
候補が上場企業だったら、次は株価や最近のニュース、将来性などをチェックしてみましょう。株を買うのは、その企業を“応援する”という意味もあります。「これからもがんばってほしい」「このサービスがもっと広がってほしい」と思える企業に投票するような感覚で、1株目の購入に進んでみてください。
日本株は基本的に「100株単位」で買うルールがあります。たとえば1株1500円の銘柄なら、本来は15万円が必要ということ。でも、いきなりそんな大金を出すのはハードルが高いですよね。
そこで活用したいのが「単元未満株」という仕組み。多くの証券会社で、1株単位や数百円から株を買えるサービスが提供されています。たとえば、SBI証券では「S株」、マネックス証券では「ワン株」、auカブコム証券では「プチ株」と呼ばれ、それぞれが100株の一部を小口で販売してくれる仕組みです。
中には「金額指定」で投資できるサービスもあり、毎月1000円だけ積み立てることも可能。おこづかいやお年玉の一部でも、リアルな投資体験がスタートできます。
【基本ルール】株は「100株単位」で買う
たとえば株価が1株=1000円の企業なら、
100株×1000円=10万円
からスタートという計算。
【単元未満株】1株だけ買えるサービス
同じく株価1株=1000円の企業の、
1株分=1000円だけ買うことが可能!
また、単元未満株は100円分だけなど金額指定で買えるサービスもあり、それなら有名企業の株も少額から購入できるので、子どもの投資の練習をする上では助かるサービス。お年玉貯金の予算内でも、いくつかの会社が選べるのがメリットです。
なお、単元未満株の仕組みがあるのは日本株だけ。日本では「100株単位」が基本ルールなので、1株から買うにはこのサービスが欠かせません。
一方、アメリカ株はそもそも1株から購入できるのがスタンダード。AppleやGoogle(Alphabet)、Amazonなどの有名企業の株も、2~5万円前後で1株から購入可能です。証券会社によっては、PayPay証券など、アメリカ株も「数百円から買える」サービスを展開しているところもあります。
