(株)エムティーアイが運営する、すべての女性の一生に寄り添うウィメンズヘルスケアサービス『ルナルナ』では、定期的にサービス内でさまざまな意識調査を行い「ルナルナ通信」として発信しています。
Vol.67では、6月4日~10日の「歯と口の健康週間」に合わせ、サンスターグループと共同で実施した「女性ホルモンと口腔内トラブルに関する意識・実態調査」の結果をお届けします。
今回の意識・実態調査では、女性ホルモンと口腔内のトラブルに関係があることを知らない人は65.8%にのぼりました。また、生理前後・生理中に口腔内のトラブルに見舞われた経験がある人は17.1%、妊娠中に口腔内のトラブルに見舞われた経験がある人は21.3%と、約5人に1人は女性ホルモンの変化に伴い口腔内のトラブルが生じていることがわかりました。
本調査の結果が、女性ホルモンと口腔内トラブルの関係への理解を深める一助となり、日々の口腔ケア※1や予防行動を見直すきっかけになることを願っています。
調査実施時期:2025年5月22日(木)~5月26日(月)
調査方法:『ルナルナ』、『ルナルナ 体温ノート』、『ルナルナ ベビー』にて調査 有効回答数:女性3,791名
■女性ホルモンと口腔内トラブルに関係があることを知っている人は約3割にとどまる結果に・・・
■5人に1人は生理前後・生理中や妊娠中に口腔内トラブルの経験あり!特に生理前との声が多く
■約9割が妊婦初期の歯科健診受診の推奨を知っているが、実際の受診は約6割。その理由とは?
受診しなかった理由(複数回答)については、「歯痛、歯茎の出血・腫れなど自覚症状がなかった」30.0%、「妊娠中の体調が不安定で行けなかった」28.0%、「忙しくて健診を受けられなかった」23.4%でした。妊娠中は、女性ホルモンの急激な増加による口腔環境の変化、つわりによる嗜好変化や歯みがきが難しくなる場合もあり、むし歯や歯周病になりやすくなります。口腔内のトラブルは初期症状では気が付かないことも多いです。体調が優れずなかなか口腔ケアに気が回らなくなってしまうかもしれませんが、歯周病は早産や低体重児出産の原因となる可能性もある※3ため、つわりがおさまる妊娠4~5カ月頃に歯科健診を受診し、比較的体調の安定した妊娠中期に必要な歯科治療を行えると安心です。
■口腔内トラブルで最も多いのは歯茎の腫れ。妊婦は7割が歯科医院を受診して対処したと回答
Q. 口腔内のトラブルに見舞われたことがあると回答した人にお聞きします。具体的にどのようなトラブルがありましたか?(複数回答)
生理前後・生理中、妊娠中に口腔内トラブルに見舞われた人は、どういった症状を抱えていたのでしょうか。
生理前後・生理中の症状(複数回答)として多かったのは、「歯茎の腫れ」50.2%、「口内炎の発生」40.1%、「歯の痛み」34.6%でした。トラブルへの対処方法(複数回答)としては「フロスやマウスウォッシュなどで口腔ケアを強化した」が最も多く33.0%、次いで「歯科医院を受診した」26.0%、「歯みがきの回数や時間を増やした」25.6%、「特に何もしなかった」22.3%という結果でした。「特に何もしなかった」と回答した人に理由(複数回答)を聞いたところ、回答が多い順に「一時的なものだと思ったから」75.8%、「我慢できる程度の症状だったから」50.0%、「これまでにも自然に治まっていたから」33.3%でした。一時的な症状だと思っていても、それが歯周病などの初期症状の可能性もあります。歯周病は全身疾患の原因にもなり得ますので、セルフケアで症状の改善が見られない場合や、対処法が不明な場合には一度歯科医師に相談してみましょう。
妊娠中の口腔内トラブルとして多かったのは、「歯茎の腫れ」43.9%、「歯茎の出血(歯磨き時の出血など)」39.3%、「歯の痛み」32.6%で、妊娠中にはエストロゲンやプロゲストロンの分泌が増えることで、口腔内が、歯周病の原因菌などの影響を受けやすい環境になるため、こうした症状が見られることがあるようです。また、トラブルへの対処方法(複数回答)としては「歯科医院を受診した」が最も多く74.0%、次いで「フロスやマウスウォッシュなどで口腔ケアを強化した」23.2%、「歯みがきの回数や時間を増やした」22.5%で、生理前後・生理中の設問と比較して医師に相談する選択をとる人が多いようです。
妊娠経験のある人に、口腔内トラブルを防ぐために妊娠してから意識的に実践していること(複数回答)を聞くと、「フロスや歯間ブラシを使っている」42.0%、「定期的に歯科健診を受けている」34.1%、「歯ブラシや歯みがき粉を自分に合ったものにしている」30.9%、「特に無い」22.9%、「マウスウォッシュ・うがい薬を使っている」21.1%が上位にあがりました。妊娠を機に、日常的な口腔ケアを見直している人が多いようです。ちょっとした工夫でも将来的なトラブルの予防につながるため、自分に合ったケアを見つけて継続していくことが大切です。

■口腔ケアの理解を深めるためには?母子手帳交付時や学校の授業での情報提供を求める声が多く
Q.妊娠中の歯科健診や口腔ケアについての知識を深めるために、医療機関や自治体などでどんな取り組みがあると良いと思いますか? (複数回答)
Q.生理中の口腔ケアについての知識を深めるために、医療機関や自治体、学校などでどんな取り組みがあると良いと思いますか?(複数回答)
最後に、妊娠中の歯科健診や口腔ケア、生理中の口腔ケアに関する知識を深めるためにどんな取り組みがあると良いと思うかを聞きました。
妊娠中については、「母子手帳と一緒に歯科情報を配布」65.3%、「出産準備クラスや育児イベントでの説明」41.3%、「健診のタイミングで簡単な歯のセルフチェックや説明の実施」39.8%が上位でした。妊娠中は体調が不安定で、口腔ケアに特化したセミナーなどがあっても足を運ぶことが難しい場合があるため、母子手帳交付時など妊婦が必ず訪れる場所で一緒に情報を提供してほしいという人も多いようです。
また生理中については、「学校の授業での情報提供」48.8%、「健診のタイミングで簡単な歯のセルフチェックや説明の実施」41.8%、「歯科健診の補助制度や対象者の周知強化」37.7%が上位でした。自由回答としては、「生理用品のパッケージに掲載してほしい」「自治体から家にパンフレット等を投函してほしい」といった声もありました。小学校や中学校で生理について習うタイミングで、生理痛や気分の落ち込みなどの症状と同じように、女性ホルモンの変化によって口腔内トラブルも生じる可能性があることや、どのように予防・対処すると良いかを学べる環境が増えてほしいと感じます。

今回の調査では、女性ホルモンと口腔内トラブルに関係があることを知っている人は約3割にとどまり、多くの人に十分な認識が無いことが明らかになりました。正しい知識をもっていればトラブルを事前に防いだり、実際に口腔内に不調が生じた場合にも落ち着いて対処できると考えられます。
本調査の結果が、女性ホルモンと口腔内トラブルの関係について理解を深めるきっかけとなり、口腔ケアの見直しや歯科医院の受診などを通じて自分のカラダと向き合う一助になることを願っています。
『ルナルナ』は今後も、「FEMCATION®(フェムケーション)※4」を通じて、年齢や性別を問わず誰もが、女性のカラダやココロについて正しく学べる機会を創出し、あらゆる女性たちが、より生きやすく、暮らしやすく、働きやすい社会の実現の一助となることを目指します。
≪ 大阪大学大学院歯学研究科名誉教授 雫石聰先生からのコメント ≫
≪ 成城松村クリニック 院長 松村圭子先生からのコメント ≫
◆サンスターグループについて
サンスターグループは、持株会社サンスターSA(スイス・エトワ)を中心に、オーラルケア、健康食品、化粧品など消費者向けの製品・サービスをグローバルに統括するサンスター・スイスSA(スイス)と、自動車や建築向けの接着剤・シーリング材、オートバイや自動車向け金属加工部品などの産業向け製品・サービスをグローバルに統括するサンスター・シンガポールPte.Ltd.(シンガポール)を中核会社とする企業グループです。
◆『ルナルナ』について:https://sp.lnln.jp/brand
※1:本文中における「口腔ケア」は、自身で行うお口のケアを意味しています。
※2:サンスター 女性の健康と口腔に関する調査
https://jp.sunstar.com/notice/press_release/20230301_006902.html
※3:厚生労働省「妊産婦における口腔健康管理の重要性」
https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000488879.pdf
※4:「FEMCATION」は(株)エムティーアイの登録商標で、FEMALE(女性)とEDUCATION(教育)を
掛け合わせた造語です。
※5:医療機関の受診サポート『ルナルナ メディコ』・『ルナルナ オンライン診療』
https://sp.lnln.jp/brand/services/for_doctor
ピルのオンライン診療『ルナルナ おくすり便』
https://okusuri.lnln.jp/s/lp/lunaapp_okusuri_lp/okusuri_main/index.html
※6:排卵日予測に係るニュースリリース:https://www.mti.co.jp/?p=22438
※『ルナルナ』は(株)エムティーアイの登録商標です。
