西洋占星術では、主に太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10の天体を扱います。このうち逆行しないのは、太陽と月のみ。あとの天体はすべて逆行します。
一言で言うと、「惑星の逆行」とは地球から見て、その惑星の動きが逆方向に後戻りしているように見える現象です。
では、本当に惑星の動きが後退するのかというと、実はそうではありません。
宇宙の中の太陽系では、惑星は太陽を中心に回っています。私たちがその中心である太陽にいて、太陽から惑星を見ているとしたら、逆行なんて現象はおそらく起きないでしょう。どの天体も同じ方向に、ほぼ規則的に進んでいるように見えるはずです。
ところが私たちは、中心の太陽から離れた地球から、ほかの惑星を見ているわけですよね。しかも、その地球自体も太陽の周りを回っています。そんな所からほかの惑星を観測しているのですから、惑星の動きも当然、不規則に見えるだろうということは、感覚的に想像できると思います。
つまり、本当は同じ方向に規則的に動いている惑星が、地球から見たときは位置によって逆戻りして見えるときがある。それが「逆行」という現象なのです。
このように順行から逆行したり、また順行に戻ったり、その動きは地球から観測すると、まるでふらふらと惑っているようにみえたのでしょう。そこから、「惑星」という名前が付けられたのだそうです。
ちなみに、天文学では太陽は「恒星」、月は「衛星」、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8つの天体が「惑星」に分類されます。冥王星は2006年に惑星の条件を満たしていないと判断され、「準惑星」に位置づけられました。ですが、星占いの世界では、今も冥王星をほかの惑星と同じように扱っています。
水星逆行中はトラブルが多発!?

