MESSAGE FROM
THE BEAUTY EDITORIAL LEAD
俯瞰で眺め、自ら選び取る美の名品
ビューティーの熱量が日々高まり、コスメを選ぶための情報は無限に広がっている。そんな時代だからこそ、VOGUEがビューティー・アワードを行う意義を、あらためて考えた。今、多くの人が「誰かの大好き」に共感し、そこに導かれてモノを選ぶ時代。けれども、美の世界を少し引いた視点で俯瞰し、“素敵”を客観的に並べて見せること。その行為自体が、いま最も貴重で希少なことのように感じている。ヴィジュアルを突き詰めたセレクトや、モードの空気を映し出すコスメなど、そんな偏愛的で独特な視線こそが今アワードのDNA。その“偏り”も、むしろ美の多様性を浮かび出している。あなたが次のページをめくった瞬間に、心が少し高鳴り、「自分の大好き」に出会えたら、編集者としてこれ以上の喜びはない。ビューティーの世界を、どうぞ自由に、思う存分楽しんで。
『VOGUE JAPAN』ビューティー・エディトリアル・リード
村松杏子
