
2月4日 オーストラリアの企業規制当局は、4兆5000億豪ドル(3兆1600億米ドル)規模の年金基金業界に、証券取引所運営会社ASXで起きた障害を回避するため、システムと技術への投資を強化する必要があると指摘した。写真は2025年7月、シドニーで撮影(2026年 ロイター/Hollie Adams)
[シドニー 4日 ロイター] – オーストラリアの企業規制当局は、4兆5000億豪ドル(3兆1600億米ドル)規模の年金基金業界に、証券取引所運営会社ASX(ASX.AX), opens new tabで起きた障害を回避するため、システムと技術への投資を強化する必要があると指摘した。
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)のシモーヌ・コンスタント委員は講演で、国内の年金基金業界の資産規模が2030年までに6兆豪ドルに達する見通しを示した上で、この規模は国内銀行システムを上回り、豪金融システムで重要な位置を占めることになると述べた。
一部の年金基金はガバナンス、スキル、運営体制を強化するための投資が必要だと指摘した。
大規模なシステム障害を起こしたASXを挙げ「投資と野心が金融システムにおける役割と一致しない場合に何が起きるか、ASXの事例を教訓としてほしい」と述べた。
オーストラリア健全性規制庁(APRA)のマーガレット・コール副議長は、管理投資スキーム「シールド」と「ファーストガーディアン」の最近の破綻を受け、年金・資産プラットフォームの受託者に対しガバナンス慣行の改善を求めていると述べた。
プラットフォーム受託者に対する最近の調査で、プラットフォーム上で提供される投資オプションの導入や監視などガバナンスが不十分な事例が確認されたとした。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

