
2018年8月23日、ニューヨーク証券取引所のスクリーンに表示されたKKR&Coの取引情報(2026年 ロイター/Brendan McDermid)
市場はここ数日、AIが多くのソフトウエア企業にとっての破壊要因に移行しているのではないかとの懸念から揺れ動いており、信用リスクや将来の収益成長に対する懸念が相まって、KKRのような代替資産運用会社の株価も押し下げている。KKR株はこの日、5%急落した。
KKRのスコット・ナトール共同最高経営責任者(CEO)は電話会議で「過去2年間でポートフォリオの見直しを行い、AIが『機会か脅威か、あるいは疑問符か』を特定した」と発言。
「当社には1180億ドルの遊休資金があり、AI関連で懸念を抱くエクスポージャーの何倍もの規模だ」とし、「こうした市場の歪みは当社にとって非常に強力なリターン機会を生み出す」と述べた。
同氏によれば、KKRのポートフォリオの約7%はソフトウエア資産で構成されている。
同氏はさらに、世界中の企業への200件以上の株式投資はそれぞれが個別に機能し、AIが各産業の効率性と成長をいかに向上させるかを検証できると説明。初期成果には満足しており、対象企業のEBITDA(利払い・税・償却前利益)の増加を確認していると述べた。
KKRは第4・四半期に新規資本運用による手数料収入が増加した一方、取引および資産売却による収入は減少した。また、アジアの運用不振ファンド関連の費用が主要利益指標を押し下げた。
調整後純利益は10億ドル(1株当たり1.12ドル)。一時費用の損失処理の影響を除いた調整後純利益は同1.3ドルだった。LSEGデータに基づくアナリスト予想平均は1株当たり1.16ドルだった。
資産売却益を含む総投資収益は78.8%減の8480万ドルとなった。
KKRはまた、スポーツ投資など機関投資家向け資産管理を手がけるアークトスを14億ドルで買収すると発表した。
KKRはスタジアム不動産など「スポーツ関連ファイナンス」に大きな機会を見出しているという。
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