妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちの本当の苛立ち、あふれんばかりの悩みとは? 専門家の解説を元に、リアルな事象に切り込んでいく。それが『女たちの事件簿』

落合希さん(仮名・50歳)には、今春、高校を卒業する息子がいる。今、改めて息子と中学受験の日々を振り返り、思うことがあるという。

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「わが家には息子と娘がおり、娘は地元の公立中学に進学しました。一方で息子は、本人の強い希望で中学受験を選択したんです。小学2年生から塾通いを始めたので、費用も労力も相当なものでしたが、今振り返れば、家族でひとつの目標に向かったかけがえのない時間でした」

当時も仕事をしていた希さんは、夕方に一度帰宅して夕食の準備をし、19時頃に塾へお弁当を届ける毎日を送っていた。

「まさに分刻みのスケジュールでしたね。6年生になると週6日で塾に通っていたので、家族揃って食卓を囲む時間はほとんどありません。進学塾特有の頻繁なクラス分けテストに一喜一憂し、親の私も必死で勉強をやり直すような日々でした」

しかし、努力に反して、志望校への偏差値はなかなか届かなかった。

「息子が

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