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ミカンの季節がやってきました。皆さんはミカンを食べるとき、白い筋はどうしていますか?見た目や食感が気になって、取り除いていませんか?

実は、その白い筋こそが栄養の宝庫だったのです。老舗青果仲卸・小林青果株式会社の果物担当、代表取締役社長の岩本良一氏に、意外と知られていない白い筋の効能と、おいしく食べるコツを伺いました。

◆白い筋は“ビタミンP”の宝庫!体に嬉しい3つの影響

ミカンの白い筋に含まれる注目成分は、「ヘスペリジン」というポリフェノールの一種。別名「ビタミンP」とも呼ばれ、普通の果肉にはほとんど含まれていない貴重な成分です。

1. 血流改善で冷え対策に
ヘスペリジンは血管の健康を維持し、血流をスムーズに保つ手助けをします。冷えが気になる人や季節の変わり目に体がだるいと感じる人にとって、この成分は強い味方になってくれるはずです。「温活」を意識するなら、ぜひ摂りたい成分と言えるでしょう。

実は、みかんのヘスペリジンの含有量は、実の部分に比べて白い筋の方が数十倍も多いとされています。具体的には、みかんの部位別にヘスペリジンの含有量を比較すると、以下のようになっています。

<ヘスペリジンの含有量比較>
● 外果皮(橙色の外皮):830mg
● 中果皮(白い筋):3800mg
● じょうのう膜(果肉の入っている袋):950mg
● 砂じょう(果肉):95mg

2. ビタミンCの吸収率をアップ
さらに、ヘスペリジンはビタミンCの吸収を助ける効果も。白い筋ごと食べることで、ミカンが持つビタミンCを余すことなく体に取り込めます。美肌を目指すなら、絶対に捨てられませんね。

3. 食後のスッキリをサポート
白い筋の主成分はペクチンという水溶性食物繊維です。お通じをスムーズにし、食後の血糖値の急激な上昇を抑える働きも期待されています。ダイエット中の人や健康診断の結果が気になる人にもおすすめの成分です。

ペクチンには大腸がん予防、血液中のコレステロール減少、脂質異常症の改善などの効果も期待されています。

◆白い筋を美味しく食べるアレンジレシピ

白い筋が体に良いと分かっても、「口当たりが悪い」「苦い」と感じてしまう人もいるかもしれません。でも大丈夫!白い筋は、工夫次第で美味しく食べられます。

1. ジャム: ペクチンは自然なとろみを出すのに最適です。皮や白い筋を一緒にお砂糖と煮込めば、味も口当たりも気になりませんよ。

2. 焼きみかん: みかんを丸ごと、グリルでこんがり焦げ目がつくまで焼くと、白い筋があまり気にならなくなります。ほかほか温かなみかんは、寒い夜のおやつにぴったりです。

3. ジュース: ミカンの薄皮(じょうのう膜)や白い筋ごとミキサーにかけてジュースにすれば、栄養を丸ごと摂取できます。

4. 陳皮で紅茶: ミカンの皮を乾燥させたものを刻んで、紅茶やお菓子などに入れると、さわやかな香りが広がります。温州みかんの皮を乾燥させたものは、生薬の一種「陳皮(ちんぴ)」となり、漢方薬の原料として古くから用いられてきました。

◆みかんジャムの作り方

【材料】
・みかんMサイズ…5〜6個
・砂糖…80g(好みで調整)

【作り方】
1. しっかり洗ったミカンを細くイチョウ切りにする
2. 鍋に

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