
自分より先に子どもが亡くなってしまうなんて、想像を絶するほどつらいことです……。今回は、そんな経験をしたお母さんに、生きる希望ができた理由をご紹介します。
「ママ、早くよくなってね」

「6歳になった頃、娘は病気で亡くなってしまいました。自分の子どもを亡くすというのは、想像以上につらいことで……娘の死後、私は自暴自棄な生活を送っていました。
そんなある日、ネットである記事を読みました。『胎児の細胞は、出産後も母親の体内に残り続ける』というもので、『母親の臓器に損傷があると、胎児の細胞が集まってきて修復を手助けしている可能性がある』といった内容でした。
その仕組みは、まだ解明されていないことも多いそうです。だけど、私の体の中には娘の細胞が存在しているのだと思ったら、なんだか愛しさが込み上げてきて……。
昔、娘とお医者さんごっこをしたときに、小さな手で私に絆創膏を貼ってくれたことを思い出しました。『ママ、早くよくなってね』――そう言ってくれた優しい娘は、私の体の中で生き続けてくれている。
娘が亡くなってから、自分だけ生きているのが嫌で……ろくに栄養もとらず不健康な生活をしていました。そんな私の体を、娘の細胞は一生懸命治そうと頑張ってくれていたのでしょうか……。そんなことを考えていたら涙が止まらなくなって、娘のためにも頑張って生きようと思いました」(体験者:30代女性・パート/回答時期:2025年10月)
▽ 子どもは、今も私と一緒に生きている。私の体を守ろうとしてくれている。そう思えたことで、どれだけ心の支えになったことでしょう……。これからも、娘さんと一緒に長生きしてほしいですね。
※Googirlが独自にアンケートを実施し、集めたGoogirl読者様の体験談をもとに記事化しています。
