マイケル・ジャクソン

 2009年に死亡したマイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael(原題)』の予告編第1弾がついに解禁。これまでたびたび延期されてきた本作だが、予告編が公開されるとたちまち過去最多の再生回数を記録した。またマイケル役に抜擢された実の甥ジャファー・ジャクソンの熱演に早くも称賛の声があがっている。

◆公開後24時間で史上最多の記録を達成

 2009年、鎮静剤の過剰摂取による心臓発作で他界したマイケル。50歳という若さで帰らぬ人となった「キング・オブ・ポップ」の人生とキャリアを描いた映画『Michael(原題)』の予告編第一弾が11月6日(現地時間)、公開された。

 市場調査会社WaveMetrixによると、この予告編は公開後24時間で1億1,620万回再生され、音楽伝記映画の予告編として史上最多の記録を達成。また、米映画製作・配給会社「ライオンズゲート」作品の予告編としても過去最多の再生回数となったそうだ。これまでトップだったテイラー・スウィフトのコンサート映画『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR』の24時間で9610万回という記録も更新し、死去から15年以上経った今でもマイケルの人気が非常に高いことが伺える。

 マイケルの幼少期から世界的スターになるまでの道のりが、私生活とステージの両面から映し出されている本作。今回公開された予告編では、1億枚以上の驚異的なセールスを記録した『スリラー』(1982年)などの代表的なミュージックビデオやライブパフォーマンスのシーンが次々と登場し、すでに期待の声があがっている。

◆若き日のマイケルを見事に再現……甥の熱演に称賛集まる

 本作で最も注目を集めているのが、マイケル役に抜擢されたジャファー・ジャクソン。現在29歳のジャファーは、マイケルの兄ジャーメイン・ジャクソンの息子で、ミュージシャンやダンサーとして活躍している。

 キャスティングされた当初から、「不気味なほど叔父にそっくり」「この役を引き受けられるのは彼しかいない」と評判だったジャファー。予告編が公開された直後から、「マイケルの甘いマスクや美しい歌声、キレッキレのダンスを見事に再現している」「若き日のマイケルを彷彿とさせる」と称賛が集まっている。

 キャスト陣はほかにも、マイケルの弁護士兼アドバイザーのジョン・ブランカ役にマイルズ・テラー、マイケルの父ジョー・ジャクソン役にコールマン・ドミンゴ、母キャサリン・ジャクソン役にニア・ロング、姉ラトーヤ役にジェシカ・スーラ、モータウン・レコードの創業者ベリー・ゴーディ役にラレンズ・テイトらが名を連ねている。

 日本でも大ヒットした映画『ボヘミアン・ラプソディ』を制作したグラハム・キングも、プロデューサーとして参加している。

◆公開スケジュールがたびたび延期になったワケ

 映画の配給・公開スケジュールが2025年4月から10月、さらに2026年に延期された本作。Puckなどの現地メディアは、その理由は複数あったと伝えている。まずは法的な問題。

「アーティストとして、人間としてのマイケルについて、良いことも悪いことも醜いことも含めて描く」

 過去のインタビューでこう語っていたのは、本作でメガホンを取ったアントワーン・フークア監督。その言葉通り、本作では当初、彼の輝かしいキャリアだけでなく、1993年に浮上したマイケルの性的虐待疑惑に関しても描かれていたという。しかしこれが問題視されることになった。

 当時13歳だったジョーディ・チャンドラー氏が、マイケルからの性的暴行を告発、提訴したことにより表面化した性的虐待疑惑。マイケルは同氏の訴えを否定※したが、結局は示談となり、巨額の和解金で決着した。(※ジョーディさんは後に自身の父親によって嘘の証言をさせられていたと告白している)

 このとき双方で結んだ和解契約に、チャンドラー氏についてドラマ化・映像化することを禁じる条項があった。しかし、本作の制作陣がそれを把握しておらず、脚本・撮影・編集後にチャンドラー氏の描写が法的に問題があることが発覚。該当シーンは撮り直しを迫られることになったという。

 さらに、コンサートやマイケルのパフォーマンス映像が多く盛り込まれ、映像が4時間に迫る長尺になったことで、その調整も必要だったとされる。米エンタメ誌『ハリウッド・リポーター』は、「まだ正式な発表はないものの、2部作になる可能性が浮上している」と伝えている。

 度重なる延期を経て、映画『Michael』は2026年4月24日に全米公開予定。日本公開も2026年6月に決定した。
 
https://youtu.be/723RZxnDWKE

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>

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