画像:TVerより

人気バンドのMrs. GREEN APPLEが、バラエティ番組でも大活躍するかもしれない…。

ミセスのメンバーがMCを務める冠番組『テレビ×ミセス』(TBS系)の第2弾が、11月3日に放送された。同番組は、ミセスがゲストとさまざまなコラボを行うバラエティで、今年6月に放送された第1弾が好評ですぐに今回の第2弾が決定。ゲストとして、大塚愛、M!LK、チョコレートプラネットが参加し、新企画も放送された。

◆第2弾は放送時間拡大でパワーアップ

今回の第2弾は、第1弾より放送時間が長くなり早くもパワーアップを実施。歌のコラボだけでなく、バラエティ企画もしっかり行われ、山里亮太、陣内智則、渋谷凪咲、丸山礼などが参加した。

この『テレビ×ミセス』だが、第1弾の放送ではメンバーのバラエティスキルの高さが注目を浴びた。初めてグループでMCを務めた番組とは思えないほど、メンバーはバランスの良さをみせ高い評価を得ている。

◆個性派トリオの魅力──大森・若井・藤澤のバランス

まずボーカルの大森元貴は、トークコーナーでうまくゲストを引き立てながら、自分たちのエピソードも話す芸当を披露。秀逸だったのが、2024年に話題を集めた大森とゲスト出演したFRUITS ZIPPER・鎮西寿々歌の“熱愛疑惑”についてのトークだ。

通常であれば、ミセスほどの人気バンドが熱愛疑惑をネタにしなくてもいいところ。しかし、番組では匂わせ投稿をほじくり返し検証する企画を実施した。大森は、うまくネタにしてリアクションしながら、双方のファンが笑える説明を行い番組を盛り上げた。

そして、ギターの若井滉斗だが、盛り上げ役としてのスキルが高い。若井といえば、過去に出演した『ニノさんとあそぼ』(日本テレビ系)などで、芸人のようなキャラを作り上げている。「岩井」と名前を間違えられるボケをはじめ、リアクションも面白くトークを構成するのも上手だ。

第1弾の放送では、大森への質問に勝手に答えるボケを披露して笑いを起こすなど、芸人のような展開を作り上げた。また、ツッコミを繰り出すこともでき「お笑い担当」として機能していた。

加えて、キーボードの藤澤涼架は、癒し系の天然キャラが持ち味。大森と若井のバランスをうまく取る役割を果たし、時にはボケも行う臨機応変なスタイルをみせた。独特なキャラの藤澤がいることで3人にまとまりができ、男子校の昼休みのような雰囲気を生み出している。

◆コント挑戦とスター発掘企画でさらなる進化

3人ともそれぞれキャラが違うことで、『テレビ×ミセス』は非常に見やすい番組になっていた印象だ。そのうえで、ミュージシャンとのコラボでは心を打つステージを披露し、総合的なバラエティとして見応えがある番組となった。第1弾はコア視聴率も高く、テレビ業界で高い注目を集めた。

さて、今回はそんな期待される番組の第2弾であったが、ミセスはチョコプラの演技指導を受けコントに挑戦。またスター候補生をミセスとゲストが審査する「スター発掘×ミセス」も放送され、よりバラエティ色の豊かな内容となった。

ミセスのメンバーもしっかりと各コーナーでリアクションを取り、企画では大森が何度もボケを披露するなど、バラエティスキルの高さを示している。第3弾の放送やレギュラー化も期待できる内容で、ミセスの3人がテレビ番組でも活躍できることを証明した。

◆“ポストSTARTO”としてテレビ界に革命を起こすか

古くからテレビでは、芸人やタレント以外では旧ジャニーズ事務所のアイドルがバラエティ番組で大活躍してきた。STARTO ENTERTAINMENTに変わってからもその勢いは衰えず、Snow ManやSixTONES、timeleszなどが出演する番組が人気だ。その牙城を唯一崩せる存在が、ミセスなのではないかと考える。

ここまで説明したように3人はミュージシャンながらバラエティスキルが高く、どんな企画にも挑戦する懐の深さを持つ。そのうえ、若い世代から絶大な支持を受けるファン層の広さがあり、テレビ局としてはぜひキャスティングしたい人材だろう。

これまで男性ミュージシャンやボーイズグループが多くのテレビ番組を作ってきたが、なかなかSTARTO社のアイドルほどの人気を得られなかった。

しかし、ミセスはSTARTO社のアイドルたちに対抗しうる勢いと素質を持ち、テレビ業界を面白くしてくれそうな可能性がある。『テレビ×ミセス』が、第1弾の放送から半年も置かずに第2弾を放送したことで、今後はレギュラー化する可能性も非常に高い。

それだけに、ミセスがバラエティ番組でも革命を起こす日は、そう遠くないかもしれない。

<文/ゆるま小林>

【ゆるま 小林】
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆

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