「パート先の先輩がこわい」
【漫画】本編を読む
子供が幼稚園に通い慣れた頃、空き時間にパートを始めたいという人もいるだろう。しかし、できるだけ近隣で、短時間でOKな勤め先はなかなか見つからない。ようやく条件や待遇がぴったりなパートを見つけたと思ったら、先輩が威圧的で働きづらい職場だった星河ばよ( @bayo_fantasy)さんの「パート先の先輩がこわい」を紹介する。
■理不尽に怒らないで… 職場に怖い先輩がいるだけで毎日が地獄だよね
パート先の先輩がこわい第1話(1)
パート先の先輩がこわい第1話(2)
パート先の先輩がこわい第1話(3)
大学の購買部を舞台にした、星河ばよさんの作品「パート先の先輩がこわい」。登場するのは、威圧的な先輩たちに日々追い詰められる新人パートの女性たちだ。職場でのいじめを描いたこのストーリーは、星河さん自身の実体験がベースになっている。
学生時代は部活で漫画を描いていた星河ばよさん。再びペンを取ったきっかけは、子育ての合間に見た育児漫画だったという。「子どもが生まれてからは、自分の時間がまったくない毎日でした。SNSで見た育児系のつぶやきに共感して、いつか自分もデジタルで漫画を描きたいなと思っていました」と語ってくれた。
パート先は大学の購買部。本の検品が主な仕事だ。特に忙しいわけでもないのに、「もっと早くできないの?」「新人なのに定時に上がるなんて」と嫌味を言う先輩が3人いた。面接で聞いた「定時で上がりづらい職場です」という一言…その真意を、星河さんは入社してすぐに思い知ることになる。
「今までどんな人とでもやっていけると思って生きてきましたが、先輩(アカオさん)とは最後まで打ち解けられませんでした」と振り返る星河ばよさん。それでも、彼女は「なんでだろう?なぜこの人はこうなんだろう?」と、自分がいじめられる理由を考えていたという。
同僚の小餅さんに対しても理不尽な言葉を浴びせ、つわりの妊婦に重い本を持たせる先輩たち。どこにでも起こり得る「小さな職場の闇」を、星河さんは淡々と、しかしリアルに描いている。本作「パート先の先輩がこわい」を通して、自分だけじゃないと感じ、心を救われる人は少なくないだろう。ぜひ一度読んでみてほしい。
取材協力:星河ばよ(@bayo_fantasy)
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