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【漫画を読む】高齢者のクレーム対応をするペン助だが…!?
駅員経験のある漫画家、ザバックさん(@theback_blog)は、X(旧Twitter)やブログで駅員を主人公にした漫画を公開している。今回は、駅員のあるあるをテーマに描いた「先輩駅員の理不尽文句への対処法」を紹介するとともに、作者に実際の体験談を聞いた。
■「本社に言ってくれよ」…駅員の苦肉の策
「先輩駅員の理不尽文句への対処法」01
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駅で勤務するペン助は、日々さまざまなクレームを受けていた。高齢のクレーマーからは、「この駅に特急を停車させろ!」「新車両を毎年入れろ!」といった理不尽な要望も寄せられる。クレーマーは相手にしないのが得策だが、聞いている駅員は疲弊するばかりだ。
ある日、ペン助は先輩駅員ヒツジロウがクレーマー対応をしている場面を目撃した。話を聞いた先輩は、「それではお客様、こちらをどうぞ」と言って1枚の紙を渡した。
何事かと尋ねるペン助に、先輩は「直接上層部に伝えたほうが納得するだろうが!駅員に文句言っても会社は変わらんしな」と笑った。渡した紙には、なんと本社の電話番号が書かれていたのだ。
■本社に電話しても事態は変わらない
ザバックさんに、客が直接本社に電話して事態が変わった経験があるか尋ねると、「いえ、全く変わりません」と率直に答えた。
「お客様からのクレームがなくなるわけではない。何より、そういったクレームで、鉄道会社が電車の運用方法を変更するなんてありえない」と語る。
ザバックさんのブログやSNSには、他にも「100日後にやめる契約駅員さん」などの作品が投稿されている。駅員の仕事や日常に興味があるなら、ぜひ読んでほしい。
取材協力:ザバック(@theback_blog)
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