知らなかった
毎夜3時ぴったりに目が覚める。亡くなった人が出てくる夢はどういう意味なんだろう/わたしの夢が覚めるまで(1)
心にモヤモヤを抱えた人たちに寄り添うエピソード。
都会で一人暮らしをする38歳の「その」は最近眠りが浅く、夜中の3時に目が覚め、その日見た夢を思い出すのが日課になっていました。
彼女は「ひとりで生きてるつもり」でいましたが、独身の友達が田舎に帰ったり、同僚がペットを飼い始めたり、周りに変化があると心がモヤモヤしてしまいます。
夢には不安や願望が現れるというけれど、夢の中で出会うのは中学の先生や高校の友達、会社の元同僚、そして38歳で亡くなった叔母のさきちゃん。これらの夢には、何か意味があるのでしょうか…。
浅い眠りの中で見た夢の中に登場する知人や家族の言葉は、何かの暗示?
眠れない夜に読むと心が少し軽くなるかもしれない、アラフォー女性の心情を描く夢の物語をお送りします。
※本記事はながしま ひろみ著の書籍『わたしの夢が覚めるまで』から一部抜粋・編集しました。
叔母の27回忌法要のために、都会から田舎の実家に帰った「その」。到着するなり、すぐに家族が温かく迎えてくれて…。
■母の夢
母の夢
家族には恵まれているほうだと思う
夕方にしない?
そういうものかな…
あれピアノ…?
こういう人でもあった
今でもたまに夢で見るわ
そんなの知らなかった
著=ながしま ひろみ/『わたしの夢が覚めるまで』