結婚後、妻・さくらの苛立ちは日に日に増していきました。どんな些細なことにも否定的な反応を返されるたびに、夫・湊もイライラしていきます。そんな中、妻の妊娠が判明。しかし夫のある行動によって家庭は崩壊の危機に直面します――。
※このお話は作者まるき八郎さんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。登場人物や団体や建物の名称はすべてフィクションです。
■幸せな家庭を築けると思っていたのに…
■結婚後、些細なことで言い合いに…
■大学時代からの付き合い…卒業後すぐ結婚へ
■妻が最近イライラしている
「愛する妻と、可愛い我が子と――幸せな家庭を築いていくはずだった」
夫の目の前に広がっていたのは、見る影もなく荒れ果てた部屋でした。夢見ていた理想の未来は、音を立てて崩れていったのです。
数ヶ月前、妻が社会人として新たな一歩を踏み出すのと同時に、2人は結婚しました。しかしその頃から、妻の表情には苛立ちが目立つようになっていました。
そんな妻の様子に、夫は不満を抱いていました。
ある時、妻に「机を拭いて」と頼まれた夫は、思わず「なんで?」と返してしまいます。
そのひと言を聞いた妻の反応とは――?
(まるき八郎)