
展覧会「ポケモン×工芸展ー美とわざの大発見ー」が、2025年6月28日(土)から8月31日(日)まで、青森の八戸市美術館にて開催。東京・麻布台ヒルズ ギャラリーでも開催された巡回展だ。
ポケモン×工芸の“かがく反応”とは?
2023年に金沢・国立工芸館で開催され、その後全国を巡回してきた「ポケモン×工芸展ー美とわざの大発見ー」。ゲームやアニメ、映画など様々な形で愛され続ける「ポケモン」と工芸をあわせたらどんな“かがく反応”が起きるだろうか?–そんな問いに対して、注目の若手から人間国宝までのアーティストたちが多様な作品を作り上げた展覧会だ。
新作含む約90点の“ポケモン工芸”集結
八戸市美術館で開催される今回は、新作を加えた約90点を展示。ポケモンたちのリアルな姿を表した作品や、ポケモンの世界観を工芸に落とし込んだ作品、さらには私たちの暮らしに身近な工芸品とポケモンを融合させた作品など、多彩なラインナップが揃う。
リアリティ溢れるポケモンの質感
ポケモンの“すがた”に迫った作品群では、作家たちが日ごろから向き合う金属や土、木といったあらゆる素材と優れた技術の成果によって、よりリアルな質感を再現。ポケモンのフォルムはもちろん、毛並みや仕草、表情といったディテールにより、まるで生きているかのような気配すら感じられる。
ポケモンの“ものがたり”を表現
ポケモンの“ものがたり”に挑んだ工芸作品は、捕獲や育成、進化、交換など、ポケモンのならではの物語性にフォーカス。
例えば坪島悠貴の《可変金物 ココガラ/アーマーガア》は、ことりポケモンの「ココガラ」から最終進化系のカラスポケモン「アーマーガア」へ形を変えられる仕組みになっている。
伝統的な工芸の技術×ポケモンの壺や帯も
また、器や着物、装身具といった日々の“くらし”を彩る工芸作品とポケモンの融合にも注目。迫力満点の「リザードン」をモチーフした信楽焼の壺や、友禅染によって現れた「デンリュウ」の帯など、伝統的な工芸の技術とポケモンの邂逅を楽しめる。
展覧会概要
「ポケモン×工芸展ー美とわざの大発見ー」
会期:2025年6月28日(土)〜8月31日(日)
会場:八戸市美術館
住所:青森県八戸市大字番町10-4
開館時間:10:00〜19:00
休館日:7月1日(火)・8日(火)・15日(火)・22日(火)
観覧料:一般 1,300(1,100)円、大学生・高校生 800(600)円、小・中学生 600(500)円
※( )内は20名以上の団体料金。
※障害者手帳の所持者とその付添者1名は観覧料の半額。
※フリーパス(かおパス)は一般 2,600円、大学生・高校生 1,600円、小・中学生 1,200円。本展覧会に限り何度でも観覧可能。
※各種割引とフリーパスは重複して適用不可。
※土日祝日および8月12日(火)〜8月15日(金)の観覧は、日時指定チケットが必要。
【問い合わせ先】
八戸市美術館
TEL:0178-45-8338(代表番号)
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