動物彫刻家・はしもとみおの展覧会、ラッコ“メイちゃん”など新作木彫が群馬県立館林美術館に

展覧会「はしもとみお 木彫展 〜いきものたちとの旅〜」が、2025年7月19日(土)から9月23日(火・祝)まで、群馬県立館林美術館にて開催される。

温もりあふれる動物彫刻家・はしもとみお

はしもとみおは、動物たちの姿を木彫作品で表現する彫刻家。三重県北部の古い倉庫にアトリエを構え、自身の身近に暮らす動物や、旅先で出会った動物など、実際にこの世界に生きている、または生きていた動物たちをモデルに、温もりあふれる彫刻作品を制作している。

様々な動物彫刻が集う展覧会

「はしもとみお 木彫展 〜いきものたちとの旅〜」は、はしもとが手がけた動物彫刻を、森や海、街や宇宙など、様々なシチュエーションの中で紹介していく展覧会。いきものたちが暮らす風景を、まるで旅するかように巡ることができる。

鳥羽水族館のラッコ“キラちゃん&メイちゃん”新作彫刻

注目は、日本で唯一ラッコを飼育する鳥羽水族館のキラちゃんとメイちゃんをモデルにした新作彫刻。《メイちゃん(ラッコ)》では、両頬に手を当てたメイちゃんの愛らしい姿を表現した。会場では、取材中の様子を撮影した動画などもあわせて上映される。

裸足で上を歩ける“恐竜”彫刻

また、はしもとが初めて古代の生き物・恐竜をモデルにした大きさ7メートルの大作《タンバリン(丹波竜)》も登場。発掘現場のごとく床置きで展示される本作は、彫刻の上を裸足で歩いて鑑賞することも可能だ。ほかにも、一部作品は実際に彫刻を触りながら鑑賞を楽しめる。

動物たちを描いたペン画の絵日記も

さらに、はしもとによるペン画の絵日記『あしたやさしくなれますように』の描き直し原画も初公開。はしもとが芸術家を目指した親友を励ますために送ったされる絵日記で、犬や猿といった動物たちの姿が繊細なタッチで描かれている。

展覧会概要

「はしもとみお 木彫展 〜いきものたちとの旅〜」
会期:2025年7月19日(土)〜9月23日(火・祝)
会場:群馬県立館林美術館
住所:群馬県館林市日向町2003
休館日:月曜日、なお7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)、9月15日(月・祝)は開館
開館時間:9:30〜17:00(入館は午後16:30まで)
観覧料:一般 830(660)円、大高生 410(320)円
※( )内は20名以上の団体割引料金。
※中学生以下、障害者手帳等の所持者とその介護者1名は無料。
※群馬県在住の65歳以上の者は平日のみ2割引。

【問い合わせ先】
群馬県立館林美術館
TEL:0276-72-8188

【写真付きで読む】動物彫刻家・はしもとみおの展覧会、ラッコ“メイちゃん”など新作木彫が群馬県立館林美術館に
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